
この連休は充実したGWだった。
予てから一度は行ってみたかった、あこがれの八甲田山、オマケに岩木山にも行けたのだ。
ある新聞を見ていたら「南・北八甲田縦走と岩木山」のご案内が載っていた。
日にちも休みやすい日程が組まれている。
5月2日 岩木山
5月3日 南八甲田(傘松峠〜駒ヶ峰〜櫛ヶ峰)
5月4日 北八甲田(赤倉岳〜井戸岳〜大岳)
泊まりは何れも「酸ヶ湯温泉」だ。
これは行かなきゃ悔いを残す! と、迷わず申し込んだ。
申し込んだあとによく読んでみると普通の登山ツアーではないようだ。
副題に「登山教室・雪上技術講習」とあった。
こりゃ、雪山のエキスパートを育てるための講習だろうか?
厳しい訓練があって、ついて行けるのだろうか?
不安が胸をよぎったが、ま、なんとかなるだろうと腹を決めた。
青森空港からバスで岩木山スカイラインを上る車中から講習ははじまった。
シュリンゲの結び方、細引きの結わえ方。カラビナの使い方。
それらの組み合わせ方法。
これは岩木山を下るとき滑落防止のための講習を受ける。
二日目の南八甲田。
夏山では藪が深く、テントを背負ってのロングコースとなる所だそうだ。
雪山だからこそ登れる貴重な山のようだ。
登りはキックステップ。下りのかかとの使い方。
真っ白な雪原を我々だけの足跡を残して進む。
大展望の駒ヶ峰を過ぎ、櫛ヶ峰への急な登りを30分かけて登る。
山頂はてっぺんだけが風のため雪がない。
おにぎりをほおばって休憩のあと、来た道をちょっと下る。
と、山岳ガイドが足を止め「ここから滑り降ります」という。
ギョエ〜ッ! この急坂をどうやって^^;
飛行機の緊急脱出と同じ姿勢で滑るのだ。
いわゆる「グリセード」ならぬ「シリセード」というヤツ。
まず、ガイドが見本を示す。
あっという間に喘いで登ってきた下まで到着。人が小さく見える。
もうやるっきゃない。
エイヤッ! 尻を斜面に付けて滑り台の要領。
おお〜〜! ヒュ〜〜ッ!! 早ッ。
登り30分。下り1分!
「歩いて下ると、登りと同じくらいの時間がかかる」と、ガイドの説明。
これには納得。
さて、それからというもの、危険のない斜面は全て「シリセード」
時間の節約にはもってこいの雪上技術だ。
こりゃ面白いと、調子に乗って2回目のシリセード(尻制動)で、見事転倒してしまった。
顔面が雪に埋もれズルズルと頭から滑ってやっと停まった。
これを「顔面制動」という。
北八甲田の大岳の山頂からも「シリセード」で下る。
雪山は初めての自分にとって、その楽しさを堪能できた3日間だった。