
自転車に乗っていたところ、後からお巡りさんに呼び止めたれた。
「ちょっと失礼します」
私は道を聞かれるのかと思って振り返った。
「その自転車は……」
「は?」
「自転車に貼ってあるステッカーは……」
「は?」
「盗難車に乗っているんじゃ……」
「は?」
私の職場の前の道路に通勤通学の人たちの自転車が無造作に置かれている。
駅に近いから通勤、通学の人にとって自転車置き場としては格好の場所なのだ。
きちんと隅に置いていけばいいのに、人の迷惑も考えず道路の半分もはみ出したまま駅に急ぐ人もいる。
事故防止の観点から、私が毎朝、自転車を整理整頓し道を広く使えるように片づけているのだ。
最近になって、役所の職員らしき人が時々写真のようなステッカーを貼っていく。
私が整然と並べた自転車の一台一台にステッカーを貼る。
2週間経ってもそのままだと放置自転車とみなし処分してしまうのだ。
しかし、貼られた人たちはその日のうちにステッカーをはがしたり、他人の自転車に張り替えたりする。
だから2週間後に処分される自転車は1〜2台。
これじゃ迷惑自転車はいつまで経っても減るわけがない。
今日、係員がステッカーを貼っていた。
ご丁寧に私の自転車にも貼っていった。
そのステッカーを貼ったまま自転車に乗っていたところをお巡りさんの目にとまったのだ。
実はこれこれしかじか…。
と事情を話した。
自分の自転車だということを証明して納得してもらった。
ボランティアで自転車整理をしている自分が警察官に咎めたれたんじゃ割に合わないよな。