山恋うる日々のつぶやき 2003年3月のつぶやき


2003年3月31日 月曜日 午後 7:45:37

今日は、年度末で月末で月曜日で日曜日の次の日(^^ゞ。
朝から忙しいのなんの。
人の動きってどうしてこう偏るんだろう。
誰も来ないときは耳鳴りがするくらい静かなのに人が来るときは必ず重なる。
一人と話していると続いて人が来る。そして電話がなり出す、また人が来る…。
一人が帰ると潮が引いたように誰もいなくなる、電話も鳴りやむ。
高速道路などでの車の走り具合も同じことが言える。
いわゆる団子状態のまっただ中にいると混雑という感じになるが団子と団子の間に入ると前後はガラガラなのだ。
団子と団子の隙間がなくなると渋滞となる。
山でも尾根を歩いていてやたらに人が多いときと前後に誰もいなくなるときがある。
あらゆる場面で人というのは固まりができやすいようだ。
人間の行動パターンって面白いと思う。


2003年3月30日 日曜日 午後 6:52:10

「その家の味」というものがあって、各家庭それぞれ独特の味を出している。
あの人の家はちょっと薄味。こちらの家庭は脂っこいものが好きなど様々だ。
それは世帯ができて以来伝統的に受け継がれてきたのもなのだ。
殆どの家庭は主婦である奥さんが食事を作るのでいわゆるお袋の味、ということになる。
以前、何かの折におにぎりを差し入れしてもらったことがあった。
友人と共に有り難く頂いた。
しかし! おにぎりを一口食べたとたん吐き出してしまった。
「まずい!」のだ。
塩辛い、甘い、濃い、味が薄い、食べ物の味にはいろいろな表現の仕方がある。
そのどれにも当てはまらず、とにかく「まずい!」のだ。「!」が付くくらい「まずい!」のだ。
おにぎりなどどう作ったってまずく作りようがないと思うのだが、「まずい!」としか言いようがなかった。
食堂でパートのおばさんが作ったおにぎりに白粉(おしろい)の味がしたことがあった。
多分、化粧の後、手も洗わず、そのままご飯を握ったのだろう。
その時はおばさんの手を舐めているような錯覚に陥ったものだ。
件のおにぎりは白粉の匂いでもなかった。
ただひたすら「まずい!」のだ。
その後、差し入れをしてくれたその家を訪れたことがあった。
「これ私の手作りなの」と言ってケーキを出された。
小さな可愛い飾り付けをしたコーヒー色のケーキだった。
この奥さんケーキを作るんだ、と感心したものだった。
だが、一口食べて吐き出しそうになった。
この時は奥さんが目の前にいたので吐き出すわけにも行かず、噛まずにお茶と一緒に流し込んだ。
「まずい!」のだ。
たかがケーキ、甘いとか甘さ控えめとかいろいろあると思う。
このケーキは正式に「まずい!」のだ。
いろいろと考えてみた。
世の中には「味音痴」というのがあるらしい。
本人はヨシとして一生懸命料理しているのだが本来の味が分からないのかも知れない。
私も人のことは言えずタバコ、酒、様々な嗜好品の摂りすぎで味覚障害を起こしている部分はある。
でも美味い、まずいくらいは判断が付く。
とにかく不思議な奥さんだった。
引っ越して行ったが今はどこにいるのだろう。
確認のためもう一度「まずい!」おにぎりを食べてみたいのだが…。


2003年3月25日 火曜日 午後 5:03:59

昨日の晩、山の支度をしていたらNHKの天気予報が始まった。
予報を聞いているうちに山へ行く気力がだんだん失せてしまった。
ザックの紐を締めて「や〜めた」
それが正解だった。昼間は曇りの予報がはずれ、一日中雨になった。
ヨドバシカメラへ行ったがこれといって欲しいものはない。
フラフラと店内を見回して会計ソフトのカタログだけ貰ってきた。
何かボーっとして何をするにも気合いが入らない。
パソコンの前に座りCGIをいじってみても集中しない。
こんな「一日ボー」の休みも休みらしくっていいのかも知れないけど。


2003年3月20日 木曜日 午後 7:24:04

昨日はめでたくお休みを取って仕事と関係のない充実した一日を送った。
昼間は例の「みつけもん市」でバーゲン品を漁った。
妻は山道具屋のバーゲンはおとなしいと感想をもらしていた。
普通の主婦が集まるデパートなどのバーゲン会場は世の中は自分中心とばかり、人を押しのけ、かき分け、突き飛ばし、ひじ鉄をかけ、ケリを入れ、奪い合い、目は釣り上がり、口は裂け、それはそれはこの世のものとは思えない光景が広がっているそうだ。
そこはまさに生と死を分けた戦場なのだ。
一方、山屋のバーゲンは、客が山ヤだけに常識をわきまえ、上り優先で間違っても人を突き飛ばすなんてことはない。
整然と欲しいものにあたりを付け袋に入れていく。
長蛇の列のレジでも渋滞した鎖場のようにジッと順番を守り、列を乱す者など一人としていない。
山の良識がバーゲン会場でもいかんなく発揮されているのだ。

夜は何年ぶりかで「寄席」に行った。
桂三枝の落語だった。
抱腹絶倒、涙が出るほど笑った。
それはともかく、開演前にホールでは歌が流れていた。
「コーヒールンバ」「銀座カンカン娘」「誰よりも君を愛す」など昔懐かしい歌を現在風にアレンジした曲だった。
どこかで聞いたような声だ。歌手は誰だろう?
矢沢永吉じゃない、宇崎竜堂じゃないし。
公演が終わって係りの者をつかまえ聞いてみた。
「さっきかかっていた曲はなんて言うCD?」
女性はわざわざスタッフルームまで調べに行ってくれた。
「あれは井上陽水のCDです」
早速、先ほどCD屋さんで探してみた。
あった、あった。
「YOSUI INOUE UNITED COVER」という14曲入りのCDだった。
しばらくこれを車の中で聞くことになるだろう。

 「YOSUI INOUE UNITED COVER」
 井上陽水 ユナイテッド カヴァー 

2003年3月18日 火曜日 午後 7:05:01

ぎいちさん、なおきさんに久し振りに会った。
昨夜は3人だけのミニオフ会。
場所は虎ノ門。
ビルが建ち並ぶオフィス街にこんな店があったのだと驚きを隠せなかった。
狭い店内はサラリーマンでぎゅうぎゅう詰め。
みな席を譲り合って座っている。
我々は店の片隅に陣取って日本中の地酒を次々と注文する。
十四代、夜明け前など聞いたことのない地酒がいっぱいある。
いったい何種類飲んだだろうか。
多分合計2升はいっただろう。
最後は訳が分からなくなった。
店を出る頃は3人ともヘロヘロ。
何とか家に帰れたからよかったものの危うくステーションビバークになるところだった。
今日は少々二日酔い。
今夜はおとなしく寝るとしよう。
明日はさかいやスポーツの「みつけもん市」だ。

 「鈴傳」店内
 http://member.nifty.ne.jp/eugene/karasumitei_11.htm

2003年3月16日 日曜日 午後 7:49:56

この時期、山道具屋から次々とバーゲンのお知らせが届く。
どれもこれも購買欲をそそる文句が並んでいる。
その中にさかいやの「みつけもん市」があった。
ここには欠かさず参加しているので今年も行かねばならない。
3〜4年ほど前、仕事中に抜け出して「みつけもん市」に出掛けたことがあった。
この日に限ってゲットした物はかさばる品物が多かった。
出口付近でケイタイが鳴った。
現在交渉中の大事な客からだった。
「今どこですか?」
バーゲン会場のスピーカーからけたたましい呼び声が聞こえている。
会場内の喧噪も聞こえている。
思わずケイタイを手で覆った。
「急ぎの話があるのでどこかで待ち合わせしませんか?」
断るわけにもいかず品川の喫茶店で待ち合わせをした。
相手は私を怪訝な眼差しで全身を舐め回した。
それもそのはず、でかい袋からザック、テントなどが飛び出していたのだから言い訳のしようがない。
その目は明らかに「この男、仕事中になにやってんだ?」という軽蔑を含んだ眼差しをしていた。
冷や汗をかきながら商談に取りかかったのだった。
だから、今年は、仕事を、「休んで」、行かねば…。


2003年3月15日 土曜日 午後 5:40:15

「花粉お見舞い申し上げます」という挨拶が一般的になってきたようだ。
歩いている人の過半数はマスクをしている。
かくいう私も遅まきながらマスクをかけ始めた。
毎年花粉の種類というか成分というか微妙に違うようで、去年目を真っ赤にして鼻水タラタラだった人が今年は平気な顔をしている。
反対に去年何事もなかった人がマスクをかけ目を充血させていた。
私は去年の辛さに比べたら今年の症状は軽いようだ。
陣馬山の新ルートの殆どは杉林。
杉花粉を胸一杯に吸い込んでの山歩きだ。
多少クシャミなどは出るが平地にいるほどの辛さはない。
しかし、地元に戻るとたちまち目が痒くなり鼻がムズムズする。
花粉症というのは都会独特の”大気汚染”ではなかろうか。
山歩きが一番の(逆)治療方法なのかも知れない。


2003年3月10日 月曜日 午後 7:25:20

ふ〜、やっと確定申告書類を書き終えた。
毎年手書きだったので最後にはペンを持つ手が固くなってミミズの這いつくばったような字になってしまう。
それでなくても字は決して自慢できるものではない。
書いた字を自分があとで読めないのだからその悪筆ぶりは想像がつくと思う。
もともとインストールしてあった会計ソフトを今年こそ! との思いで使ってみた。
古いバージョンのソフトだからとっくにサポートが終了している。
ここはどうするのだろう? とネットを探しても新製品のQ&Aしか出ていない。
取りあえず帳簿の入力に差し障りがあるわけでなし。ま、いいか。
さすが会計ソフト、なかなか便利だ。
当たり前だが自動計算だし、決算書も印刷してくれる。
手書きなのは申告書用紙だけ。
いくら優れものの会計ソフトだってマメに記帳していなくってはこの時期に慌てる。
今年も少々慌てながら何とか締め切りに間に合いそうだ。

3月といえば年度末。総会だの何だのと会合が多い。
仕事も儲からないけど何となくせわしい。
だからこの時期なかなか遊びに出られないのだ。
と言いつつ明日は陣馬山へ行くのだけど…。
それと近々さかいやスポーツのバーゲンがあるはずだ。
この日は仕事を放り出しても行かなくってはと今から覚悟はしてるのだけれど。


2003年3月6日 木曜日 午後 4:49:55

ペット犬のサラがだいぶ成長した。
身体が大きくなると抜け毛もひどくなってきた。
ブラッシングすると地肌が出ちゃうんじゃないかと思うほど毛が抜ける。
あぐらをかいている膝元をサラが走り抜けるだけで着ているものが毛だらけになった。
粘着テープのコロコロで服に付いた毛を取る作業だけでも大変だ。
ある日、他の件で動物病院に連れて行ったことがあった。
その時抜け毛のことを獣医に聞いた。
「ビタミンEがいいですね」といって液体のビタミンEを処方してくれた。
スポイトで飲ませるがはじめは嫌がっていたサラも美味しいとみえ、好んで飲むようになった。
すると見事に抜け毛がなくなり体毛にもツヤが出てきたのだ。
ブラッシングも殆ど必要なくなった。
ビタミンEの効果絶大だ。
犬にこんなに効くなら人間だって同じだろう。
薬局でビタミンEを買ってきて家族で飲み始めた。
「肩こりがなくなった」
「身体の調子が良くなった」
など家族それぞれが効果を体験したのだ。
私はといえばこういったものには鈍感なのだが気のせいか抜け毛が少なくなったような気がする。
枕カバーには毎朝短い頭髪がこびりついていたものが最近少なくなった。
頭にブラシをかけても洗面台に抜け毛が落ちなくなった。
今では犬と人間が一体になって朝晩、ビタミンEを飲んでいる。
犬も人間も髪の毛ツヤツヤの家族になったのだ。


2003年3月3日 月曜日 午後 8:56:53

この間、寝間着からスーツに着替えて玄関を出ようとして何か変だな? と気がついた。
顔も洗っていない、歯も磨いていない、髭も剃っていなかったのだ。
ある日、財布に一銭も入っていないのに定食屋に入ったこともあった。
かと思うといつものように使っても財布の金があまり減らない。
随分金が入っているな、と思いつつ月末になってもまだ残っている。
全部使い切ってからお客さんから集金した金だったことを思い出した。
使いでがあるはずだ。
こういう症状を何というのだろう。
無頓着と笑っていられない。
単なるボケではなさそうだ。
ビヨーキだったらかなり重症だ。
”アルツハイマー”ならぬ”アル中ハイマー”かも?


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