山恋うる日々のつぶやき 2002年8月のつぶやき

このコーナーはテッちゃんが日々想う山に関する日記を綴ります。
日記という以上、毎日書くつもりですが抜ける日もあるかもしれません。ご容赦下さい。
皆さんの割り込みメッセージも歓迎します。


2002年8月27日 火曜日 午後 7:16:47

8月16日早朝、双六小屋を出て笠ヶ岳に向かった。
昨日の荒天が嘘のように晴れ上がり小屋の正面から昨日登った鷲羽岳が聳えている。
双六池の湖畔のテン場には色とりどりのテントが張られ名画のような光景が広がっていた。
テン場を右に見ながら緩い登りを歩いていく。
いくつかのピークを越え今来た道を振り返ると遙か彼方に鷲羽岳が双六小屋を包むように浮かんでいた。
パーティの誰かが言った。
「小屋があんな遠くに見える。もう、こんなに歩いたんだわ。人間の歩みって凄いわね」
私はこの一言で我に返った。
一歩、一歩の積み重ねが頂上へ導いてくれる。
どんなに遅くっても、ゆっくりでも一歩一歩確実に前へ進めば必ず目的地に到達するのだ。
山に限らず、人生何事においても着実な一歩が大事なのだ。
そういえば若い頃は年頭に必ず年間の目標を決め前進したものだった。
それが今はどうだ。月々日々をあまりにも曖昧に過ごしていないだろうか。
目標に向かって「もう、こんなところへ来たんだ」と言える悔いのない日々を送りたいものだ。
今日はガラになくマジな文章になっちゃったね(^^ゞ

 双六小屋の向こうに鷲羽岳が聳える。

2002年8月22日 木曜日 午後 8:36:50

何となく一眼レフが欲しいな、と思っていたところ顔見知りのカメラ屋で「MINOLTA αSweet」を見つけた。
いま出ているのはαSweetUだからひと世代前のものだ。
ウインドウに寂しそうな姿で飾ってあったので「これ、捨て値の半値の2割引だったら買うよ」と主人に言った。
「えぇ〜、捨て値の半値の2割引ぃ〜?!」と渋い顔をしたがもちろん冗談だしカメラ屋の主人もまんざらでもなさそうな様子だった。
次の日、カメラ屋の主人が訪ねてきてカメラを持ってきた。
28〜80oのズームとフィルター、フード付のフルセットになっていた。
私は「値段の話をつけてからにしようよ」といったが「山に持っていってテストしてみな」と強引に置いていってしまった。
北ア縦走を知っていての仕業だ。
値段も決めないまま山へ持っていって傷でも付けたら大変と、そのまま放置しておいた。
北アから帰ってきてカメラ屋に行った。
「値段いくらにする?」
「山に持っていかなかったの?」
「持っていかなくって正解だった。風と雨で撮る暇がなかった」
「なんだ、残念だな。傷を付けてくれればこっちのものだったのに」
そんなやり取りがあって昨日やっと値段が決まった。
定価の半値だ。
さて、その半値が本当に安いものなのか。
たまたま、ヨドバシカメラへ行ったので店員に同じセットでいくらするのか聞いてみた。
すると、ヨドバシよりずっと安かったのだ。
ヨドバシの価格はフード、フィルターは入っていない。
「よかった」内心ホッとした。
おまけにリバーサルフィルム2本おまけだ。
まだ支払いは終わっていない。
さて、いつ払ってあげようかな。


2002年8月18日 日曜日 午後 4:53:58

四泊五日の北ア縦走。
前日を入れると足かけ6日間、家と職場を空けることになる。
新聞販売店各社に止めて欲しい旨の知らせをし、仕事関係にも連絡する。
やりかけの仕事に一応のけじめをつけておく。
職場にはお休みのお知らせを張り出す。
戸締まりを点検、留守電をセットし、あとやり残したことはないかと辺りを見回す。
妻はついでに遺言を書いておけと言うし、まるで死期を察した者が身辺整理をしているようだ。
夕刻、腹がへったので妻と近所の中華屋へ。
美味いものを食べておこうと言う気持ちが浮かぶから妙なものだ。
生ビールがやけに美味い。
これが最後の晩餐になっちゃうのだろうか。
家に引き返し、パッキングをしたザックを担いでヘルスメーターに乗る。
自分の体重を引いてザックの重量を出す。
チト重い。
もう一度ザックを開けて中身を点検。
これも要らない、あれも必要ないと消去法で取り除く。
ちょっと軽くなった気がする。
こんなものでいいだろうとパッキングを終了。
不安と緊張と楽しみが複雑に交差する気持ちを胸に、さぁ、夜行バスの待つ新宿へ出発。
12日月曜日の事だった。

夜明けの槍ヶ岳 (笠ヶ岳山荘前にて) 02.8.17

2002年8月11日 日曜日 午後 5:26:36

いよいよこの夏のメインイベント、北アルプス縦走の日が近づいてきた。
明日の夜新宿を発って有峰口へ。
折立から太郎平小屋で初日は泊まる。
二日目、薬師沢小屋〜雲の平。雲の平山荘泊。
三日目、雲の平〜鷲羽岳〜三俣連部岳〜双六岳の双六小屋で泊まる。
四日目、双六小屋〜笠ヶ岳。笠ヶ岳山荘泊。
五日目、笠ヶ岳山荘〜笠新道〜新穂高温泉着。
とまぁ、書くのは簡単だが、さて歩き通せるのかが心配だ。
エイヤッ、せっかく計画したのだから行っちまえ。
どうせ平地にいても暑いばかりなんだから…。
今夜は早めの山支度。
好天を祈るばかりだ。


2002年8月9日 金曜日 午後 1:35:20

平標山はものすごいいいところだった。
高山植物、展望、申し分のない山だ。
赤、白、黄色、紫、数え切れないほどの花が咲き乱れ、高山植物に疎い私でもつい足を止め見とれてしまうほどだった。
標高差1000m以上の登りは辛いがそれにあまりある感動を得られる。
写真が好きな人なら前へ進めなくなるほどだろう。
谷川山域の西側にこんなところがあったのかと思いを新たにした。
朝早く歩き出し、その先の仙ノ倉山まで足をのばす。
ここに至る道もお花畑に囲まれ、展望を楽しみながら歩ける気持ちのいい稜線歩きになった。
さすが人気の山、往路は人が少なかったが昼頃になると山頂は人でごった返していた。
山はお天気次第といわれている。
ここもその通りで好天だからこそ気持ちがいいのでひとたび荒れると逃げ場がない。
天気のいい日にまた行ってみたい山がまた増えた。

 ← 気持ちのいい稜線歩き





 ↓ 百花繚乱! お花畑(の一部)

2002年8月8日 木曜日 午後 3:32:44

以前から不思議に思っていたことにビジネスマンなどはなぜ背広にネクタイ姿なのか、ということ。
春や秋や冬はスーツ姿でも違和感はない。
しかし熱暑の盛りに、汗をかきかき灼けつくような表通りをそれも黒っぽいスーツを着て歩いている姿などは気の毒の典型だ。
スーツの下では汗が滝のように流れ、ベトベトと肌着に張り付いているのだろう。
想像するだけで不快指数が上がってくる。
額や首筋から流れ出る汗を相手に見せながら営業しても効果があるのだろうか?
むしろ、襟元を開けて風通しのよい姿の方がよほど精神的にもいいし、勤労意欲が湧くというものだ。
仕事の内容にもよるのだろうが世間の常識がそうなればもっと自由になれるのではないだろうか。
お役人や政治家などのお偉いさんはクーラーの効いた車や部屋を移動するだけで外に出ることがないからその不快さを感じないのだろう。
せめて外を歩く職業の人だけでもスーツ、ネクタイから解放してあげた方がいい。
だから私は夏場のネクタイはやめた。


2002年8月4日 日曜日 午後 5:22:25

二日続けてヨドバシカメラへ行ってしまった。
職場の回線をISDNからADSLに変更するのでモデムを探す目的だった。
職場の環境はいまだにISDN。
少々遅く感じ始めていた。
早いものに慣れてしまうと体感的にちょっとでも遅いと待ちきれなくなる。
取りあえずフレッツADSLを申し込んだので近いうちに工事の日程が決まるだろう。

昨日は一眼レフカメラを求めて再度ヨドバシへ。
お目当てのカメラは交換レンズ付きでそこそこのお値段だった。もっと安いと思ったいたのに…。
見て、触って、説明を聞いて…。買うのをやめた(^^ゞ
家電のコーナーを通りかかったら扇風機が980円で売っていた。
在庫限り、ということで見ているそばから若い人たちが箱を持っていく。
残りが3個しかなくなっている。
思わず手にとってレジへ向かってしまった。
この日のお買い物は980円の扇風機だけ。
カメラが扇風機になってしまったところなど我ながらセコイとおもう。


2002年8月2日 金曜日 午後 6:36:00

いよいよ8月に突入した。
毎日クソ暑い日が続いている。
さっき、激しい雷雨があった。
先ほど治まったがまだ小雨が降っている。
これで少しは涼しくなったようだ。
いいお湿りだった。
ただこういった天気は山では恐怖だ。
これからの夏山、夕立や雷には充分気を付けないと怖い思いをすることになる。
天気予報の中でも「雷の予報」は的中率がかなり高いそうだ。


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