 快適な草原 草原と樹林帯が続く平坦な歩きやすい木道が続いている。 深山に入り込んだような身持ちの良い登山道だ。 ３回目の渡渉点を渡ると広い台地に出る。 カベッケが原というところだ。 いったん急下降すると薬師沢小屋の屋根が見えるてくる。 |
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 薬師沢小屋 小屋の前は狭くすぐ下には黒部川の急流が流れている。 吊り橋を渡って対岸へ出る。 |
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 ハシゴで河原に降りる 小屋の前で小休止のあと吊り橋を渡り、 ほとんど直角にかけられた鉄ハシゴを使い河原に降り立つ。 この先が言語に絶する急登がはじまる。 樹林帯の中、すべりやすい木の根や湿った岩を よじ登るように高度を稼ぐがすぐに息が上がる。 休み休みゆっくりと登る。 |
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  アラスカ庭園 奥日本庭園 急登の苦しさから解放されると素晴らしい光景が広がった。 今までの登りが嘘のようだ。 まさに「空中回廊」と言ってよい。 |
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 雲の平山荘 雲の平山荘で荷を下ろし、 アルプス庭園などを散策する。 午後１時の気温15℃。 急に小雨がぱらつき一面ガスに覆われてしまった。 さっきまで見えていた水晶岳もたちまち姿を消した。 天気はそのまま回復せず、深夜にはしのつく雨になり 翌日の暴風雨につながってしまったのだ。 |