山恋うる日々のつぶやき 2003年10月のつぶやき


2003年10月26日 日曜日 午後 5:04:13

まだ時間があったので車を路肩に着け、車内でオーディオのマニュアルを読んでいた。
ふと見るとミニパトカーがとなりに止まってチョークで駐車違反のマークを書こうとしている。
私が窓から覗くとパトカーのお姉さんは驚いたようにマークを付けずに去っていった。
人が乗っているとは思っていなかったようだ。
運転手が乗っていれば”停車”であって駐車ではない(と思う)。
約束の時間になったので車を降り、目的の家に向かった。
仕事は30分くらいで終わり車に戻った。
タイヤにチョークの跡は付いていない。
エンジンをかけ、さぁ、走ろうと思ったその時、背後からレッカー車を引き連れたミニパトカーが現れた。
近くに違法駐車している車はない。
目標は私の車でなのだ。
ミニパトのお姉さんは私が乗っているのを見て驚いた様子だった。
ミニパトとレッカー車はバツ悪そうに去っていった。
多分私が車を離れている間にレッカー車を呼びにいったのではないだろうか。
間一髪で難を逃れた。
日曜日の昼下がり、まことに仕事熱心なミニパトのお姉さんだったこと(^_^)v


2003年10月22日 水曜日 午後 8:27:14

さる19日(日)ある国家試験が一斉に行われた。
数年前からこの試験の運営を我々業界が取り仕切ることになった。
私が手伝った試験会場はかなり大きな私立大学だった。
受験者はこの会場だけで3000人強。
朝から集合し、受験者が気持ちよく試験を受けられるように準備を整える。
教室を担当する係、廊下などで待機する者、各部署の配置に着く。
午後1時、2時間に渡る試験が開始された。
我々の関心事は「試験中に何も起こらない」ことだ。
よくあるのが「トイレ」。
試験中教室を出るのは原則禁止だが緊張のあまり生理現象を訴える受験者は多い。
こういった場合は廊下で待機している担当がトイレまで付いていく。
「何も起こらない」に越したことはないが泣き笑いの”事件”が過去にはいろいろあったようだ。

試験が始まってから「おえ〜! オエ〜! ゲェ!!」と机に突っ伏している受験者がいた。
体調が悪いようなので保健室に寝かせた。
試験が終了する10分前に教室に戻らないと失格になる。
「どうする?」と聞くと、
「教室に戻る」という。
教室に戻っても「おえ〜! オエ〜! ゲェ!!」は止まらない。
あとで聞いたら二日酔いだったとのこと。
緊張感が欠如した受験者ではある。

鉛筆を忘れた受験者がいた。
本来運営者が忘れ物を貸すことはないのだがこの時の試験官は予備の鉛筆を貸した。
若い女性だったからかもしれない。
試験が始まり教室はシ〜〜ンとなる。
暫くしてその女性が試験官に視線をチラチラ送るようになった。
その目は何かを求めているような…。
試験官は胸がドキドキしてきた。
歳も省みず何かを期待しているような…。
終了5分前になった。
その時女性が手を挙げた。
何事かと近寄ると女性は申し訳なさそうに言った。
「消しゴムを貸してください…」

3時に試験が終わり受験者が帰ったあとは答案用紙の点検をする。
出席者、欠席者のチェックをし、厳重に堅固な箱に入れ密封する。
それで無事お疲れ様と解放される。
おとなしく帰る業界の連中ではない。
予め予約してあった会場に集合し、飲むわ、喰うわ、歌うわ、元気なこと。
まだ陽の高いうちにすっかり酩酊してしまった。


2003年10月18日 土曜日 午後 12:29:25

(^^)/ 生きてます…。


2003年10月13日 月曜日 午後 3:09:23

低山山歩のコンテンツの中で以前から気になっているコーナーがある。
ザックの中身」だ。
これはHPを立ち上げたときからアップしていたもので写真も稚拙だし持ち物も当時と少々変わっている。
早く写真を撮り直し、リニューアルしたいと思ってるのだが気持ちだけ焦ってなかなか取りかかれないでいる。
段ボールに入ったバーゲン品の数々やドロドロの靴や枯れ葉の入ったザックなど引っ張り出すことを考えると、今日やろう、明日やろうと一日延ばしになってしまう。
いつになったらリニューアルできるのかまったく見当が付かない。
だが、いつかはやらねばならない重大な使命(←大げさ)を感じているのだ。

明日は奥鬼怒へ出発。
久々の山だ。
紅葉は終盤かな、それとも盛りか。
天気が悪ければ観光で終わるかもしれない。
山は行ってみなけりゃ分からない。
現地での判断だ。


2003年10月8日 水曜日 午後 3:53:12

毎日来るメールに必ずと言っていいほど宣伝広告メールが混じっている。
消費者金融の勧誘だったり、胡散臭い金儲けの話だったり、ケバケバしいアダルトサイトへのお誘いがほとんど。
宣伝広告メールの次に多いのがウイルスメール。
ウイルスは一日に多い時で3通ほど。
来ない日もある。
しかし! 今日のウイルスメールには驚いた。
なんと一気に75通!!
メーラーがパンクしそうだった。
ほとんどが最近流行っているマイクロソフトの名を騙ったもの。
見るとホントにマイクロソフトから来たメールのような体裁になってる。
それらは全てウイルスバスターが見つけ、隔離してくれるから水際で防ぐことができた。
それにしても何故今日に限ってこれほど大量に来たのだろう。
宛先は「mountain」へのアドレスなのだ。
不思議だ。


2003年10月5日 日曜日 午後 4:01:41

何となく山の映画を観たくって久し振りに「K2/愛と友情のザイル」を観た。
この映画、3回以上観ているだろうか。
何度観ても面白い映画だ。
自信家のプレイボーイと家族思いの物理学者がヒマラヤの高峰K2を登頂する物語。
訓練登山の際の雪崩のシーン、シェルパがストライキを起こし途中で下山したり、垂直な氷壁を登攀するシーンなど、
全編、山、山、山の迫力ある映画だ。
今夜は「クリフハンガー」など観ちゃおうかな?
山に行けないときはせめて山の映画でストレスを解消したいよね。


2003年10月3日 金曜日 午後 6:39:31

ある夜、晩酌も佳境に入りそろそろ寝ようかと思いながらテレビのチャンネルを回した。
たまたまNHKにチャンネルが合ったとき”不老長寿”みたいな番組をやっていた。
いつまでも若くありたい、永遠に生き続けたいという人類の願いを叶えるにはどうしたらいいか。
そんな番組だった。(記憶が薄れているので以下の記述も違っているかもしれない)
まず、若さを保つポイントは科学的には細胞分裂なんだそうだ。
若いときは細胞分裂が盛んだ。
ある一定の歳になると細胞分裂が止まりそこから老化が始まる。
あとは細胞の崩壊が進み”老”から”死”に至る。
永遠に分裂を繰り返すための細工を細胞に注入すれば生涯お肌ツヤツヤ、気力モリモリとなる。
理屈の上では可能な不老長寿の方法なのだ。
こんな科学の力を借りずに若さを保つ方法があるといい、三浦雄一郎が映し出された。
エベレスト滑降などプロスキーヤーとして名を馳せた三浦雄一郎だったが現役を離れ活躍の場がなくなると、
「もう俺の時代は終わった」と自己管理を怠り、みるみる体重は増え顔がまん丸くなった。
ある日テレビ局の依頼でエベレストの麓を歩く取材があった。
この時三浦雄一郎は体力の衰えと太りすぎで道ばたに倒れ込んでしまう。
天空に屹立するエベレストの頂を見たとき、彼はもう一度登ってみたい!という衝動に駆られる。
メディカルチェックを受けると「あんたの身体じゃとても無理だ」といわれた。
そこから彼の体力造りが始まった。目的はエベレスト登頂。
どこに行くにも重しを入れたザックを担ぎ、一日中片足5sの重りを両足に付け負荷をかけた。
数年後、改めてメディカルチェックを受ける。
「これなら大丈夫」と医者のお墨付きをもらうことができた。
今年5月かつての冒険スキーヤー三浦雄一郎は世界最高齢で8848mのエベレスト登頂を果たす。
おん歳70歳。
三浦雄一郎は「目的を持つことが若さの秘訣」とインタビューに答える。
身体を切り刻んで細胞を取り替えるのもいいが「人生に明確な目的を持ちその目的に向かって努力する」、
これが最高の”若さを保つ秘訣”なのだ。
…と、結論して番組は終わった。
時間はとうに夜中の12時を回っていた。
この日の晩酌量は普段の倍になっていた。
どんなタメになる番組でも酒をカッ喰らって観ていたんじゃ早晩「体力の衰えと太りすぎで山の麓でダウン」なんてことになりそうな気がする。


2003年10月1日 水曜日 午後 6:48:27

仕事で外出した帰り私鉄に乗った。
電車の心地よい揺れに身を任せながら吊革に掴まり車窓をぼんやり眺めていた。
視線は流れる景色でも頭の中は、
「昨日は飲み過ぎたので今夜は焼酎を薄めに割ろう」
「たまには風呂に入るとき左足から入ってみよう」
「登山靴も大分手入れしていないなぁ、ソールが剥がれなきゃいいが…」
などと今後の人生に重大な思考を重ねていた。
電車は次の駅にさしかかろうとしていた。
その時ドア付近で甲高い女性の声がした。
「何触ってんだよ!!」
ちょうど電車がホームに入った。
ドアが開いた。
「お前、触っただろう! このやろー!!」
「降りろよ〜〜!」
ジーパンをはいた若い女性が中年男性の首根っこを押さえてホームに降りた。
ちょうど私の窓から見える場所だった。
「触ってないよ。触ってない」
60がらみのスーツを着た男は小さな声で抵抗している。
女性は掴んだ首根っこを振り回している。
男は女性の手を振りきって階段を下りていった。
ドアーが閉まり電車は走り出した。
女性はそれ以上追跡することなく次の電車を待つのだろうホームにそのまま残った。
「凄い女(ひと)ね」と車内から声がした。
車内は詰めればあと2,3人は座れたし立っている乗客はまばらだった。
そんな空いている車内で、男は痴漢行為に及んだのか。
ドアーに近寄った際に手が触れたのか定かではない。
痴漢行為は許されることではない。
しかし、一方で痴漢のえん罪も増えているという。
今度から電車に乗るときは「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ」と両手をあげて乗ることにしよう。
間違っても手を下から上へすくい上げるスタイルの「ドジョウすくい」はやめた方がよい。
「今夜の焼酎は濃いめに割ろう」
なんの脈絡もなくそう思い直した事件であった。


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