■ 体内で落石の危険
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2006年07月27日(木)
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生活習慣病の検診の際、おしっこに血が混じっていることが分かった。 「背中は痛くないですか?」 と聞かれたがその症状はない。 どうやら女医さんは尿管結石を疑ったようだ。
それから1週間後、右の脇腹のうしろが痛くなった。 筋肉痛かと思ったがそうでもないようだ。 ちょうど腎臓の部分。 これは翌日になると痛みがなくなった。
それから更に1週間。 おしっこをするときお○ん○んに強烈な痛みが走った。 トイレに行くたびに痛みが来る。 そう言えばこんな症状が過去15年間で数回はあった。 その時は痛みは数日で治まっていたので「何だろう?」で終わっていた。 今回のお○ん○んの痛みは一泊二日で治まった。 しかし、おしっこの潜血の事実があったので「やはり尿管結石か腎臓結石か」と心配になった。
早速、美人女医さんの元へ駆けつけた。 「う~~ん、おしっこに砂のようなものが混じっていることはない?」 そう言われても一度出たおしっこは沢から落ちる滝壺のように便器の底まで見通すことができない。 砂や石を見つけるのにはどうしたらいいか。 ドリップコーヒーをたてるときに使う濾紙を使ってみようか。 だが目が細かすぎて溢れちゃうかも。 茶こしなどはどうだろうか。
「検査しましようね」と女医さん。 「検査の日まではアルコールは控えめに。水分は多めに」 私はその言葉を「水分は控えめに。アルコールは多めに」と聞き違えてしまった。
それから二日後、検査が始まった。 造影剤を点滴しながら、腎臓からお○ん○んまでエックス線で撮影をする。 およそ20分くらいで検査は終わった。
検査の結果。 10枚ほどのフイルムを次々と見ていった。 ミリ単位の結石はレントゲンに映らないそうで、これを見るかぎり結石は見あたらなかった。 腰の痛みもおしっこするときの痛みも完全になくなっていたので女医さんは「石が出ちゃったのかもね」。 「今度また痛みが出たらガーゼで濾過して石が出ているか確かめてみて」 なるほど、ガーゼという手があったか! コーヒーの濾紙の話をしたら女医さんも看護師さんも大笑い。
体内で起きた落石事故は犠牲者もなく無事に治まったようだ。
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