■ おどかさないでよ美人女医さん
|
2006年07月14日(金)
|
生活習慣病と肺がん検診の結果が出たというので診療所へイソイソと出かけた。 結論から言うと、毎年同じような結果だった。 地元の診療所のよいところは数字だけ出して摘要欄に「要観察」「要診療」などと書いて終わり、ではないところだ。 女医さんは数値に対してわかりやすく、丁寧に説明してくれる。
アルコールは体内に入ると水と油(脂肪)に分かれる。 水は尿や汗になって体内から排出される。 脂肪は肝臓で分解処理される。 しかし、脂肪が多すぎて肝臓の処理能力を超えると脂肪は分解されずに肝臓に付着する。 これが「脂肪肝」なのだ。
今回の結果で、中性脂肪の数値が多くなっていた。 γ−GTPとの比較で脂肪肝の疑い有り、と言うことになった。 で、「要診察」。 脂肪肝を診るには超音波検査で分かるそうで1ヶ月後に検査をすることになった。
肺がん検診でのレントゲン撮影、結果は「異常なし」。 だが、しかし…。しかし、なのだ。 美人女医さんは問診票に書いたタバコの本数に目を付けた。 「ブリンクマン指数というのがあってね…」 1日当たりの平均喫煙量(本数)と喫煙年数を掛け合わせた喫煙指数のことを言う。 400以上で肺がんが発生しやすい状況になり,600以上の人は肺がんの高度危険群といわれているそうだ。 また,1200以上で喉頭がんの危険性が極めて高くなるらしい。
私の場合、1日40本で喫煙年数40年とする。 指数は1600。 美人女医さんはその美しい顔に似合わず恐ろしいことを口にした。 「あなたの肺にその兆候が現れています」 このまま放っておくと肺の能力が衰え、空気中の酸素を自力で取り込めなくなり、鼻にチューブを入れ酸素ボンベを背負って生きていくことになりますよ。 現在、禁煙診療は病気としての扱いになって保険が適用できるようになった。 医学上ではニコチンパッチなどの療法で禁煙は充分可能なのだそうだ。
だけど、本人に禁煙に対する強い意志がなければ治療の効果はない。 やっとの思いで馬を水場に連れて行っても水を飲むのは馬なのだ。
さて、これだけおどかされてどうするか。 いま、タバコを吸いながら思案している^^;
|
|