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山恋うる日々のつぶやき


最近のつぶやき…


ウェールズの山 2006年07月04日(火)

CS放送で「ウェールズの山」という映画を観た。

ウェールズという小さな村に国から派遣された測量技師がやって来た。
村内に位置する小高い山「フェノン・ガウル山」の標高を測りに来たのだ。

村人達にとって「フェノン・ガウル山」はシンボルであり心のよりどころでもあった。
標高305mに満たないと丘と判断され、地図に載らないのだという。
村人達はたまり場のバーに集まり賭が始まった。
500mだ。
いや、1000mはあるぞ。

測量の結果が出た。
標高は299m40p。
さぁ、大変だ。
村人達は大騒ぎ。
我が村の象徴が地図に載らなくなってしまうのだ。
足りない6mをなんとかしなければ、と村人達の闘いが始まった。

コミカルに描かれたこの映画。
考えさせられるせりふが多く出てくる。
「ヒマラヤでは3000mでも丘なのだ」
「ここでは300mに満たなくても立派な山だ」
「『フェノン・ガウル山』が地図に載らないのはおまえのせいになってもいいのか」
「丘に登って山から下りてきた男」

こんもりした里山。
代々受け継がれてきた里山。
村人は誰もがこの山をみて育ってきた。
地元の人々にとってそれはそれは大切な「山」なのだ。

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