ご近所同期会があってタバコを吸う人は二人だけだったと前回書いた。 本当はタバコのことを書くつもりではなかったのだ。 書いているうちに話が横道にそれてしまったのだ。
鳥料理専門の居酒屋に集まったのだが鍋、焼き鳥、お通し、刺身など一通りの料理が並んだ。 しかし、終わってみると鍋も、刺身も焼き鳥も食べ残りがたくさんあった。 特に料理が大量だったわけではない。 集まったのは当然ながら還暦をひとつ過ぎた男女ばかり。 歳を取るとあまり食べられなくなる典型的な場面を見たワケだ。
「あなたね、歳を取ってから、さぁ!これからだと言っても『歩けない』『食べられない』じゃつまらないわよ。若いうちにやれることはやっておいた方がいいわよ」とは当時80を過ぎたある金持ちのおばあちゃんの言葉だった。 このおばあちゃん今は他界されたがその時は重みをもった言葉だなぁ、と感心したものだった。 その言葉が今、実感として身に迫ってくる。
食べる量は確実に減った。 歳を取ったのだ。 だが飲むアルコールの量は増えているというこの現実はいったい何だろう?
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