■ 東部(頭部)戦線異常あり?
|
2005年09月18日(日)
|
数日前の夕方、何となく頭がボ〜〜っとしてフラフラするような気分に襲われた。 低血圧の症状とはどういったものか分からないが眠いような頭が重いような物事に集中できない。 目薬を点せば少しはスッキリするだろうと普段使っている目薬を点した。 するとどうだろう。 急に目が回り出した。 正確には目に見えるものがグルグル回り出した! パソコン、椅子、表の景色、目に映る全てのものが右から左に左から右に、メリーゴーランドが速度を上げたように回っている。 立っていられなくなりテーブルに手をついて身体を支えた。 なんだこりゃ! 焦ったね。 こんな体験は生まれて初めてだ。 冷や汗が吹き出る。 いよいよ俺もこれまでか。 思えば長いようで短い人生だった。 山の仲間にも世話になったまま何の恩返しもできなかった。 残った家のローンはどうなるのだろう。 −−−などと言うことはひとつも考えなかったケド…^^;
救急車を呼ぼうと電話に手をかけた。 その前に妻を呼び血圧計を持ってこさせた。 グルグルの回転は多少は収まったがまだ続いている。 血圧を測った。 130の85。 特に高くも低くもない。 救急車を呼ぶよりも近所の女医さんのところで診てもらおう。 グルグル回転のまま自転車で医者に駆けつけた。 診療時間終了間際だった。
待合室の椅子が回っている。 受付の女性も回っている。
「どうしました?」 「救急車を呼ぶよりも先生に診てもらおうと…」 「それは賢明な判断ね」と眼で答えていた。
まずは血圧測定。 異常なし。 「そこからこっちまで歩いてみて」 特にふらつきはない。 ベットに横になって骨を調べる。 「コンコン。コンコン」 手足の骨を叩いた(頭を除く)。 「指をみて」 女医さんの白魚のような細い指を目で追う。 聴診器を胸にあてる。 その後、心電図、採血と超特急で検査をした。 めまいを軽減する薬だと言って液体を注射された。 「大至急血液検査をしますから明日また来てください」 この時にはグルグル回転は治まっていた。
処方箋を持って薬局に寄る。 「どうしました」処方の薬をみながら怪訝な面持ち。 薬剤師も顔なじみだ。 ワケを話すと耳や目に点す薬は冷たいとよくない。 三半器官を刺激し、平衡感覚に支障をきたすことがあるとのことだった。 医者ではないので参考までにと言葉を濁した。
血液検査は特に異常なし。 脳梗塞の前触れでもないだろう。 結局、疲れではないかとの診断だった。
あれからグルグル回転は起きていない。 あれはいったい何だったんだろう? 不思議な体験をしたものだ。 山頂でグルグル回転が起これば居ながらにして360°の展望を楽しむことになっただろうに。
(医療ネタ、まだ続きます^^;)
|
|