立山・剣岳 その5 剣岳へ
三日目 (剣沢小屋〜一服剣〜前剣〜剣岳〜前剣〜一服剣〜剣山荘〜剣沢小屋)

夜中に降っていた雨が朝になってもやまない。

天気予報では小さな雷雲までも発生していると言う。

出発時間を予定より遅らせ、行けるところまで行こう!
ダメだったら引き返す、と言うことで出発した。

6:22


雨の中を出発 剣山荘が見える頃に晴れ間が!
一服剣から大岩・前剣を仰ぐ 前剣から行く手を遠望
前剣に到着 前剣から振り返る 剣沢が眼下に小さく見える
高度感満点のくさり場 タテバイ下から来た道を振り返る
カニのタテバイ 剣岳山頂はもうすぐそこに!

【剣岳・カニのタテバイ】

カニのタテバイは最初の足場が少々遠いがあとは足場手がかりは近くにあった。
岩の割れ目を縫うように登る。
登り切ったところでくさりをしっかり握って右にトラバース。
ここで緊張を解くと落下する。


タテバイとヨコバイの合流地点(登り下りの分岐)に荷をデボし、空身で山頂をめざした。
10分ほどで山頂へ!

陽がガスに閉ざされ展望はなくなった。
雨が降らないだけ幸せだ。




山頂に到着(^_^)v
やた!!

【剣岳・カニのヨコバイ】

山頂で15分ほど感激に浸る。

雲行きが怪しくなってきた。
下山開始。


デボした荷を背負うとすぐにカニのヨコバイだ。
ヨコバイと言っても最初は垂直におよそ5mほど下る。

奈落の底はガスで見えないから恐怖感はなかった。

垂直に下ると逆L字のようにカーブする。
このトラバース最初の足場が見あたらない。

なんと20センチほど下の岩の下にあった。
くさりに頼ってズルズルと下らないと足場に着かない。

横移動に移れば足場はしっかりしている。
まさにカニ歩きになって進む。

こんなところで写真を撮っている余裕はない(^^ゞ

ヨコバイが終わる頃、雨が降ってきた。
くさりや岩が雨に濡れて滑りやすい。

岩稜の滑りやすい急坂を更に下っていく。




雷鳥が見送ってくれた。

やがて、剣山荘に着いた。
核心部は脱した。
ここで小休止。

雨は降ったりやんだり。


剣沢小屋へ向かう。
今日のメインイベントは終わりに近づいてきた。


夕刻、剣が顔を出した 「ご苦労さん」と聞こえた 剣沢小屋の夕食 ぶ厚いトンカツ

HOME||戻る||次へ