入笠山(1955)

【日 時】1999.9.14(火)
【山 域】入笠山(1955)
【地 図】エアリマップ 甲斐駒ヶ岳
【天 候】晴れ/曇り/雨
【行 程】
中央自動車道利用(高井戸IC〜諏訪南IC)

 沢入−御所平峠−入笠山−首切清水−
 林道経由御所平峠−入笠湿原−沢入バ  ス停(13:18)

【歩行合計】3:00
【休憩合計】1:28

展望は保証付き、ちょっと物足りないハイキング

 入笠山。よく聞く山名だ。展望が素晴らしいということで有名みたいなのだ。
 高井戸インターから中央高速で諏訪南ICまで。いったん20号線に出て小淵沢方面に戻る。途中右折してジグザグの坂道を上っていく。いい加減登ったところで「沢入」というバス停があってここが登山口になっている。

 小広くなった駐車スペースに車を止める。他に車は一台もなかった。時折仕事の軽トラックが行き過ぎるだけだ。

 支度をして歩き出す。見上げると厚い雲が一面にかかって天気の下り坂を予感させる。 しかし、晴れ間も時々現れて暑くなく寒くもないちょうど良い空模様ではあった。

 少々荒れた木段を登っていく。小道がいくつも枝分かれしていてちょっと戸惑う場面が所々あった。急な斜面は暫くで終わり歩きやすい山腹を縫うような山道が続く。

 二股を左にとって御所平峠方面へ向かう。いったん下って小さな沢を渡って登り返すとそこは林道で鈴蘭山荘の前に出た。更に左に行くと御所平峠という休日なら行楽客で賑わっていうだろうと思われる所に出た。この日も何台かの車が行き交っていた。

 御所平で小休止のあと、入笠山へ向かう。登り30分と書いてあった。左側には一面お花畑が広がってトンボが無数に飛び交っていた。岩っぽい急坂を登り切るとひょこんと頂上に出た。風が強くTシャツ一枚では寒い。温度計を見ると20℃、体感温度は15℃くらいだろうか? 頂上には若いカップルと、中年夫婦が展望を楽しんでいた。

 生憎周囲の山々は雲にかかって見えない。方位板でその方向を確かめるしかない。
 しかし、その雄大さは遮るものがない展望が広がっていることで充分証明ができる。小休止のあと首切清水へ下った。20分もかからないで林道に出てそこに首切清水のバス停があった。水場と書かれてあったので探したが見渡す範囲にはそれらしい水場がない。バス停の裏に回ったら塩ビ管からきれいな水が出ているところがあった。どうやらここが水場らしい。

 大阿原湿原は何となく興味をそそられなかったのでパス。入笠山を巻いた林道を戻る。
 御所平を経て入笠湿原へ。ここには中学生の団体が広場を陣取っていた。
 湿原といっても荒涼とした感じのところだ。季節にはお花畑が広がるのだろうか?
 団体から離れた場所に座ってインスタントラーメンを作る。やがて中学生の団体は入笠山方面へ移動していった。

 急に辺りが静かになって四方から霧が立ちこめてきた。小雨がぱらついてきた。雨の予報は当ったのだ。

 山道を入るとすぐに先ほど分けた分岐に出た。あとは来た道をひたすら下るだけ。
 あっという間に沢入の駐車場に着いてしまった。
 駐車場にはさっきの中学生の団体のバスが3台止まっていた。
 何とものんびりしたハイキングであった。


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