
その日は業界のパソコン教室があった。
私は講師のお手伝いで教室の隅で受講者を見ていた。
突然胸が苦しくなり頭がボ〜〜っとして気が遠くなった。
立っていられなくなり机に両手をついて支えた。
よほど教室を出ようと思ったが、こういう時は人がいた方が良いのだと思い返した。
やがて意識が戻った。
深呼吸をして呼吸を整える。
時間にして30秒〜1分位だったろうか。
”心臓の発作”か?
講習が終わり職場に戻った。
私の周囲には狭心症や心筋梗塞でこの世を去った人や危うく一命を取り留めた人がゴロゴロいる。
経験者に聞くと必ずその前兆があるのだという。
しかし、気にとめず放置していたために命の危険にさらされたのだ。
さっきの出来事は心筋梗塞の前兆か?
心配になり女医さんのところへ駆けつけた。
こういうことは早いほうがいい。
発作から1時間半が経っていた。
あいにく女医さんはいなかったが男の先生が診てくれた。
症状を話すと即刻心電図をとることになった。
心電図を見て医者は言った。
「●△|#※◇…+」の症状が出ていますね。
「え? なんと仰いました?」
「だから、●△|#※◇…+と言って波形が乱れている」
●△|#※◇…+の意味は分からないが設備の整った大病院で検査をせよ! と言うことだった。
紹介状を書いてもらい薬をもらってその日は終わった。
薬局の薬剤師が言った。
「胸が苦しくなったら一錠舌下に含んでください。それでも改善されなかったらもう一錠。それでも改善されなかったら救急車を大至急呼んでください」
薬はなんと「ニトログリセリン」だった(^^ゞ