丹沢山塊の大山で遭難した一家四人。 昨日、みな元気な様子で発見され胸をなで下ろした。 一方、三国山では女性が2名遭難し、こちらは残念ながら遺体で発見された。
大山の登山者達はケーブルカーで下社まで上り、大山山頂を経て不動尻へ下る予定だったらしい。 不動尻へ下る途中で間違った道に迷い込んだようだ。
道迷いの名人を自負する私としては「ありそうなこと」だと思った。 低山は仕事道や獣道など枝道が多い。 何も考えずにひょいと脇道に入り込んでしまいそのまま気が付かず進んでしまう。 気が付いたときは「私はだぁれ? ここはどこ?」状態に。
私の場合、高尾山でもそうだった。 御岳でもそうだった。 浅間嶺では日が暮れて真っ暗な中、下山した思い出がある。
ヒマラヤ登山の経験もある86歳のおじいちゃんもよもやの道迷い。 秋晴れのハイキングに心躍っていた若い姉妹も一時はどうなるかとさぞや心配しただろう。 ニュースに映っていた姉妹は笑顔さえ見え元気な姿だったのはなによりだった。 この一家、とくに若い姉妹に願いたい。 「山は懲り懲りだ」といわずに「今度は気をつけて、また山へ登りたい」と思ってくれるといいのだが。
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