鳴り物入りで始まったワールドカップドイツ大会。 日本代表は初戦のオーストラリアに1−3で大敗した。 マスコミは1−0だ2−0だと日本の勝ちを当たり前のように喧伝していた。 誰もが日本の勝利を疑うものはいなかった。
実際は、後半10分で”まさかの”3点を取られた。 ”まさかの”と言うが私はまけて当然だと思った。 前半の得点だってあれはゴールを狙ったシュートではなく”まぐれ”で入った1点だったとおもう。
私が見るかぎり追加得点のチャンスはその後に3回はあった。 しかし、蹴るボールに策も力もなく、相手のゴールキーパーにパスを渡しているようなザマだ。 相手がドリブルで目の前を通り過ぎてもプレスをかけようともせず棒立ちで見送る。 日本チームは完全に集中力が切れ、走る気力もなくなった。 最後の最後まで全力で走り、戦ったにもかかわらず力及ばず負けたのならその健闘に拍手を惜しまない。 だが、いままでみたこともない無様な姿を晒していた。 情けなくって涙が出たよ。
試合後のインタビューで異口同音に言う言葉が「次につなげます」 いきなり3失点して次につながるのだろうか。
昔、成績が目標に届かなかったとき先輩から言われた言葉がある。 「明日生きていると思うな!」 明日があるから今日はこの辺でいいや、と闘いが甘くなるとの指摘なのだ。
ワールドカップも次の試合があるからこれでしかたがない。 グループリーグで敗退したら「4年後につなげます」と答えるだろう。
今夜のクロアチア戦、私は0−1または1−2で負けると思う。 クロアチアだってあとがない。 それぞれの国を代表した世界大会はどこも死にものぐるいなのだ。 負けてもいいから最後まで全力で戦って欲しいものだ。
期待しているから言っているんだよ。
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