■ 現れた寿司屋の旦那
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2006年03月24日(金)
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寿司屋の旦那が脳梗塞で倒れた。(詳細は2005年09月30日(金)付つぶやき) 見舞いに行かなくっちゃと思いつつ月日が流れていった。 「今頃どうしているのかなぁ?」と時々思い出していた。 まだ病院でリハビリでもしているのだろうか。 たしか、小学生と中学の子供が3人いたはずだ。
寿司屋だった店舗はとっくに新しいテナントが入っている。 もう寿司は握れない、と奥さんが店舗を明け渡したのだ。
夕方、表で何気なく突っ立っていたら自転車が停まった。 ジャンパーを着た男が私に会釈をする。 なんと、件(くだん)の寿司屋の旦那ではないか! 驚いたのなんのって! まぁ、入りなよ、と職場の中に引き入れた。
リハビリを頑張ったおかげで腕も上がるようになった。 言葉がまったく話せなかったものが、ロボットの発声みたいだがなんとか意味は通じるようになった。 字も書ける。 住所と電話番号をメモに書いて貰った。 この分なら社会復帰もそう遠くない時期にできるのではないだろうか。 自転車に乗って去っていく後ろ姿を見送りながらそう思った。 それにしても驚いたなぁ。
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