1010と書いてセントー、銭湯と読ませるらしい。 この時期、銭湯が暖まっていい。 家から1分の所に銭湯があるので時々利用する。 銭湯へ行くと思い出すことがある。 子供の頃ひとりで身体を洗っていると隣にいたおじさんが声をかけてきた。 「ぼうず、身体の洗い方を教えてあげよう。洗うには順序があるんだ。頭から洗うんだ」 といって理由の説明が始まった。 「まずはじめに頭、次に顔、それからだんだん下に進めていく」 「最後に頭を洗うと石けんがせっかく洗った身体に流れるだろ。またお湯を流さなければならない」 なるほど、理にかなっている。 水は上から下に流れるという自然の摂理に合致している。 このおじさんいいこと言うな。 それからというもの必ず頭から洗い始めることになった。 しかし、家に風呂が付いてからいつしかその”いいつけ”を忘れて洗髪が最後になっている。 だが、銭湯では無意識に頭を先に洗っている自分に気が付いた。 家では頭が最後。 銭湯では頭が最初。 この習慣、これから先まだまだ続きそうなのだ。
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