このコーナーはテッちゃんが日々想う山に関する日記を綴ります。
日記という以上、毎日書くつもりですが抜ける日もあるかもしれません。ご容赦下さい。
皆さんの割り込みメッセージも歓迎します。
2001年8月30日 木曜日 午後 7:14:34
8/24早朝。
中房温泉に着くと、おにぎりを食べているもの、柔軟体操をしているパーティーなどあちこちに登山者の固まりができていた。
ツアーの受付には若い男性と中年のおばさんがいた。
「宜しくお願いします。ゆっくり歩いてくださいね」と私がいうと、
そのおばさん(仮にKさんとしておこう)は「私がゆっくりだから大丈夫よ!」と言った。
今回のパーティーはガイドを含めて総勢7人。ちょうどよい人数だ。
合戦尾根とは北アルプス3大急登の一つと言われているらしく、いきなり急な坂を上っていく。
Kさんは呼吸の仕方が変わっている。
と言うより終始声を出してリズムを取るのだ。
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、」
「ホッ、ホッ、ホッ、ホッ、」
「よいしょ!」「あ、どっこいしょ」(段差が大きいとき)
「ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ、」
「ヒュー、ヒュッ、ヒュー、ヒュッ、」
もう、それが可笑しくて急登のつらさも忘れて大声で笑ってしまった。
Kさんは「あなた、なにが可笑しいの?」と振り返った。
「ち、ちょっと思い出し笑いを…」とごまかした。
「箸が転んでも可笑しいという歳でもないのに」と言ったあと、気が付いたのか、
「私の声が面白かったのね? いいのよ、いいの。私は私の登り方があるんだから」と、
「ハッ、ハッ、ホッ、ホッ!」を続けていった。
この日から4日間、Kさんと供に行動するわけだが、このKさんこそが登山ツアー会社各社から恐れられている(?)あまりに有名な「ツアーおばさん」だということを知るのにそれほど時間はかからなかった。
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中房温泉の合戦尾根登山口 |
2001/8/28 (火) 午後 5:29:42
まぁ、よく歩いたものだ。
念願の表銀座・常念岳縦走を果たすことができた。
こうやって亀足の歩みで歩けばやってやれないことはないと実感した。
意外なほど疲れがないし、一日経っても筋肉痛にもならなかった。
これで一つ歩き方の勉強ができたようだ。
ゆっくり歩きができた要因が三つある。
一つは参加者の一人が膝を痛めてゆっくりとしか歩かざるを得なかったこと。
もう一つはゆっくりとしか歩けない(歩かない)おばさんがいたこと。
ガイドが面倒見のいい人だったのが三つ目の要因だった。
例えば3日目の常念小屋から蝶が岳まで標準タイム4時間50分のところを、なんと7時間31分かかっている。
休憩を入れると8時間57分! 9時間の行程だ。
これでも充分余裕を持って小屋に着ける。
中高年にはもってこいの時間配分なのだ。
しかし、世の中にはいろいろな人がいるものだ。
今回の山行ではいろいろなエピソードと出会いが生まれた。
追々このコーナーで書いていこうと思っている。
あ〜、よかった、よかった! 楽しかった〜(^^)!
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大天井岳からの展望 25日AM9:42頃 |
2001/8/22 (水) 午後 6:15:07
草津白根山へ行ったのは7月24日のことだった。
雑踏から離れて本白根山へ周り、ゴンドラ山頂駅が近くなったところにほとんど涸れた沢があった。
ここに数人の登山者が休んでいた。
ちょうど日陰になっているし、よ〜く探すと冷たい水が岩のかげから流れ出ている。
「休憩に最高だよ! 休んでいきな〜」とお店の呼び込み宜しく叫んでいるおじさんがいた。
つられて我々も休憩することになった。
呼び込みのおじさんの後ろにご夫婦らしき男女が休んでいた。
この後ろに水がありますよ、冷たくって気持ちいいですよ、とその旦那さんが教えてくれた。
「これ食べませんか?」と出来たてのインスタントラーメンをカップに入れて差し出したり、
これはうちの畑で取れたものです、と言ってキュウリをくれたりした。
キュウリは味噌を付けて食べるのだがこれがとっても美味しかった。
次にミカンが出てきた。
すっかりご馳走になってしまった後に雑談になった。
「私は長野の上田から来たんです。こちらは女房じゃないんですよ」と、山の仲間だと紹介した。
「他の仲間と一緒に来ているんですが彼らは他を回っています」何人かで、すきな場所を歩いているというのだ。
「週に3回は山を歩いている」
「仕事の指示は携帯でやっている」
「土日は忙しいので抜けられない」
まだ若いその男性はいったい何の仕事をしているんだろう?
「羨ましい環境にある仕事ですね」
そんな話からお互いが同業者であることが分かった。
「東京に同業者を捜していたんですよ!」と、今後縁があれば仕事に結びつけましょう、と言うような話に発展していった。
私は手帳を破いて住所、名前、電話などを書いて渡した。
先方は「帰ったら早速仕事の資料をFAXします」と言って私はNといいます、と名乗った。
その後、2,3日はFAXがくるかな? と思っていたがそのうち忘れてしまっていた。
先ほど宅配便が届いた。
包みを開けてみるとまるまると太ったトウモロコシが入っていた。
更に、ご挨拶状、物件の資料などが入っていた。
挨拶状には「過日は思いがけず、山という神聖な場所でお会いできましたこと、大変に嬉しく思っています…」との書き出しで、
「このトウモロコシは、標高950mの東部町湯の丸高原にある…」と、こだわりのトウモロコシであることも添えてあった。
送り主はあの時のNさんだったのだ。
早速お礼の電話を。
電話の向こうから快活な声が聞こえてくる。
そうだ、あの時の声だ、と改めて懐かしく思うのだった。
2001年8月19日 日曜日 午後 7:44:31
普段デジカメの撮影には液晶モニターは使っていない。
しかし、花など接写したいものには自動的に液晶モニターが作動する。
ファインダーとレンズの誤差をなくすためにそういう仕様になっているのだ。
天気のいいとき、液晶モニターが光に反射してまったく見えないことが多い。
ほとんどはカンで「こんな感じだろう」ってないい加減な写し方をしている。
うまくいく場合もあるが焦点が葉っぱに合ってしまってなにを撮ったか分からないことも多い。
ヤマケイの記事で「液晶フード」というのがあることを知った。
早速、ヨドバシカメラへ。
ちゃんとありました。定価980円が680円だった。
いそいそと帰って開けてみたらなんとチャチなこと。
使い勝手がイマイチな気もするがこれもアイデア商品、よく考えられている。
しかもケンコーというメーカーものだ。
次回、花の写真を撮るときに使ってみようと思っている。
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組み立て前のフード(左の黒いもの) 説明書と下は折り畳んでしまっておくケース。 |
2001年8月17日 金曜日 午後 6:47:01
仕事となると朝起きるのが辛い。
休みの日は目覚ましが鳴る前に起きてしまうのにどうしたことだろう。
毎日暑い暑いと言っても風や日差しが何となく秋めいてきた感じがする。
不快指数がぐんと下がったし、吹く風もどこが涼しげだ。
北アルプスなどの朝晩は相当冷え込んでいるんじゃないだろうか。
来週予定の燕の日中はTシャツ一枚で間に合うのか、それとも長袖か、迷うところだ。
どちらにしても山はお天気次第。
出たとこ勝負っていうところがあるから周到な準備さえ怠りなければ何とかなるだろう。
そろそろパッキングの準備をしておこうと思っている。
2001年8月16日 木曜日 午後 5:02:41
なんだ、なんだ。
もう10日もこのコーナーサボっている(^^ゞ
ジョークコーナーの新設にかまけていたらあっという間に日にちが経ってしまったようだ。
お盆休みは今日でおしまい。
特に休む理由はないのだけれど世間が休むものだから右に習えで3連休してしまった。
今日は横浜のカモシカスポーツへ行って来た。
店に入ってカゴを持ったのがいけなかった。
いつの間にかカゴの中に商品が二つ三つと…。
食べる酸素、角砂糖のようなブドウ糖、脚に巻くサポーターみたいなやつ、ヤマケイ、ベルト、ブリキの灰皿などなど。
面白いのが携帯電話を包む透明の袋。
防滴効果があって包んだまま使えるそうだ。
ザックが雨で濡れたとき雨蓋に入っている携帯が濡れないためにはいいかな? と衝動買いをしてしまった。
山用品の世界もアイデア商品が多くなってつい手がでてしまう。
これも売らんかなという商魂の現れなのだろう。
わざと策にはまってあげたのさ(^_-)
2001年8月6日 月曜日 午後 7:56:25
面白い夢を見た。
サスペンス風の物語だった。
夢の中で「これは覚えておこう、つぶやきに書くんだ」と思いながらストーリーをしきりに暗記しようとしている自分があった。
今朝、目が覚めるとなにも覚えていない。
夢を見たことすら忘れてしまっている。
そして、ついさっきそういえば夢を見たんだ、と気が付いた。
だけどその内容が思い出せない。
「これは覚えておこう、つぶやきに書くんだ」という箇所だけが記憶に残っている。
夢とは不思議なものだ。
4日に行った木曽駒が岳。
手軽に上れる百名山の一つとあって全国から大型バスを連ねてツアーが集まってくる。
千畳敷まではロープウエーが運んでくれるので登山者と観光客が混じり合い大混雑だった。
重装備の登山者の目の前を短パンにヘソ出しルックで歩いている女性がいた。
それも若い女の子なら許せるが、いい歳をしたおばちゃんなんだから二重の驚きだ。
こういうのって犯罪だね。
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お花の中を歩く。 千畳敷カールと浄土乗越の間付近。 |
2001年8月1日 水曜日 午後 4:24:15
連日の熱暑のためか何事にも気合いが入らず、なんにもする気が起きない。
眠いような、精気を抜かれたような、何となくかったるい気分だ。
この「つぶやき」も書くのが億劫になってつい更新をさぼってしまう。
気が付いたらもう8月になっていた。
そうはいっても細かい出来事はいくつかあることはあった。
その1
朝のラジオ体操が7/30で終わった。
出席カードを首にぶら下げて毎日通った。山へ行った日以外は皆勤だった。
8月中も毎日やるのかと思ったら学校ではこの日で終わりなのだそうだ。
最終日は近所の子供達と同じくご褒美に「賞」と熨斗が付いたノートを一冊頂いてしまった(^^)
その2
超長編小説「模倣犯」を10日前に読み終わった。
いやー、長かった。
しかし、面白かった。一気に読んでしまった。
緻密で、複雑で、その上感動があってなかなかの力作だった。
そのうち映画化かテレビドラマになるんじゃないだろうか?
その3
CGIにはまった2ヶ月間でもあった。
かなりよくできたフリーのCGIがいっぱいあってその中から気に入ったものを頂いてカスタマイズする。
なかでもパスの表記に苦労した。
おかげで貴重な勉強をさせて頂いた。
サーバーによってアップロードの仕方が違い、あちこち彷徨ってしまったのも無駄に時間を費やした原因でもあった。
低山山歩に「山岳ミステリー小説」「津波克明の山と地図と花のQ&A」
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みなさんが書き込んだデータを全部消してしまったりアクシデントもあったが今になってようやく落ち着いたところだろうか。
ま、こんなことをしながら過ごしていたわけ。
しかし、ボーっとしていることには変わりはない。
うー、眠いzzz。