山恋うる日々のつぶやき 2000年11月のつぶやき

このコーナーはテッちゃんが日々想う山に関する日記を綴ります。
日記という以上、毎日書くつもりですが抜ける日もあるかもしれません。ご容赦下さい。
皆さんの割り込みメッセージも歓迎します。


2000年11月30日 木曜日 午後 6:28:06

昨日、「新しい接続」を設定していたらどうもうまくいかない。
あれこれしているうちに他の接続もつながらなくなってしまった。
DTIもNiftyもドリームネットも全てダメ。
PCがモデムを認識しなくなったのだ。
モデムの設定もエラーが出てお手上げ状態になってしまった。
ここまで来ると私の領域ではない。
友人に来てもらった。
友人は首を傾げながらいろいろいじっていたがドライバーを入れ直して何とか復旧できた。
そんな「事件」があったので昼間はネットに入れなかった。

今日はヨドバシカメラで3本のソフトを買ってしまった。
「携快電話」「ウイルスバスターズ2001」「一件楽着」だ。
友人からウイルスに感染した時の話を聞いて人ごとではないな、と思ったからだ。
これからインストールしてみることにする。

それと、ADSLが気になっている。1月が自分の地域でのサービス開始なのだが…。


2000年11月27日 月曜日 午後 5:57:41

このところ飲み過ぎだ。
先週の土曜日は早くも忘年会。
昨夜は某小料理屋の30周年記念とやらでご招待されて樽酒を少々…(のはずないか)
そこへきて運動不足ときたもんだから気のせいか腹が出てきた(気のせいじゃない?)
これじゃ忘年山行も新年山行も息が上がって大変なことになるんじゃないかと今から思いやられる。
明日は、またヨモギ平辺りへ行ってみようかと思っている。
少しは運動不足解消になるのかしら?


2000年11月25日 土曜日 午後 12:07:30

「ホワイトアウト」を読み終わった。
やっぱり映画と同様、ハードボイルドアクションだった。
早い展開に一気に読んでしまった。
あらかじめ映画を観ていたので主人公の顔や事件の場所の光景が映画のそれとダブってしまう。
小説を映画化する場合、こういうふうになるんだな、とひとつ利口になった。

12/9から映画「バーティカルリミット」が封切られる。
こちらも今から楽しみだ。


2000年11月23日 木曜日 午後 4:23:56

わが家の近くに「呑川」という川が流れている。
その昔呑めるほど綺麗な川、ということで「呑川」と名付けられたと聞いていた。
一頃「呑川」は汚染の最たる川になって近隣を悩ませていた。
泥深いその川は工業用水や生活雑水が流れ込み、ゴミの捨て場にもなってしまった。
ブクブクとメタンガスが吹き出し、悪臭が風に乗って町中を漂った。
それが近年、しゅんせつが進み何とか川の水が澄んできた。
魚が戻り、それを狙う鳥が飛んでくる。
早朝、容姿端麗な白鳥が土手にとまっているのが目撃される。
イヤな臭いはすっかりなくなった。
橋の欄干から釣り糸を垂れる人も現れるようになった。
「呑川」の上流はどうなっているんだろう?」と、ふと思った。
下流は東京湾に流れ込んでいるが、地図によるとその上流は川が切れてなくなっているのだ。
ちょうど天気が悪い日が続いて山に行けないときだった。
夕刻、運動靴を履いて土手沿いに歩き出した。
国道15号を超え、JRの線路を越して国道1号線(第二京浜国道)を渡る。
新幹線のガードをくぐる頃になると土手からの深さは変わらないのだが水が極端に少なくなってきた。
小川のように川底にチョロチョロと流れているだけになった。
中原街道を越えると目黒区に入った。
すると川に蓋をするような形で自転車置き場が出来ていた。
「呑川」はここで完全に見えなくなり、その先は広い公園になっていた。
”源流”を確かめたあとは洗足池の裏へと歩いた。
犬の散歩、若いカップルなどが池の周りを散策していた。
中学生だろうか、池にかかった桟橋で駆けっこをしている姿もあった。
ここまででおよそ3時間弱。山と違って舗装道路の歩きはけっこう疲れる。
でも、山を歩けないときにはこうした散歩もいいかもしれない。
喉の渇きを覚えたので早々に電車で家路についた。
今度は何をテーマに歩いてみようかと思い始めている。


2000年11月19日 日曜日 午後 2:15:33

日曜日、近所の軒先に灯油のポリタンクが並ぶ。
やがて、「こんにちは赤ちゃん」のメロディーとともに灯油の巡回サービスがやってくる。
軽トラックのお兄さんは並べられたポリタンクに次々と灯油を入れていく。
これが近所の燃料屋さんやガソリンスタンドで買うよりもずっと安いのだ。
奥さん方もけっこう重宝しているようで常連になると伝票で買い、あとで一括払いということも出来るそうだ。
「灯油はどこで買うの?」
「こんにちは赤ちゃんヨ」というのが合い言葉になっていた。
ところが去年、強敵が現れた。
「月の砂漠」だ。
♪月のぉ〜〜砂漠をぉ〜〜と、オルゴールを奏でて路地を回り始めた。
月の砂漠は平日も夜も巡回してくる。
「こんにちは赤ちゃん」と「月の砂漠」のどちらに軍配が上がったのかは聞いていないが、個人的好みからいえば「月の砂漠」が好きだ。
もの悲しいメロディーの中にも旅情があってどこか気持ちが休まる気がするのだ。
月の砂漠とすれ違ったあと、知らず知らずのうちに「は〜る〜〜、ばると〜〜」などと口ずさんだりする。
「こんには赤ちゃん」と「月の砂漠」、どちらの運転手さんも曲のイメージとはほど遠い、恐そーな顔をしているのが気になるのだが…。


2000年11月17日 金曜日 午後 7:23:57

山から降りてきて、車のドアや窓を開けたりするとその瞬間に色々なものが侵入してくる。
蝶だったり、蛾だったり、はたまたハエだったり、その山によって様々だ。
蜂が入り込んだときには大騒ぎして追い出すのだが殆どの場合そのまま走り出す。
窓を開け放って走っていればたいてい外に出る。
先週はなぜかテントウムシが二匹入ってきた。
いつものように窓を開けて走っていたらいつの間にかいなくなった。
そして今週、丹沢へ向けて走っていたらフロントガラスに黒い点が付いている。
あまりに目の前なので車を停めて拭こうと思ったら黒い点が動いたのだ。
それはテントウムシだった。
二匹のうち逃げ遅れた一匹だったのだ。
一週間もむさ苦しい車の中で飲まず食わずで生きながらえてきたとみえて、テントウムシが誇る赤い斑点も姿を消し、真っ黒に変身して一回り小さくなってしまっていた。
それはそれは、見るに耐えない姿だった。
「おまえ、まだ生きていたのか」と声を掛けながらティッシュの上に乗せそっと外へ出してやった。
テントウムシは一度地面に落ちかけたが小さな羽を必死に羽ばたかせて空へ飛んでいった。


2000年11月16日 木曜日 午後 5:48:56

ホワイトアウトという映画を観たが、原作の方が面白いという人がいた。
普通は原作を読んでから映画化されたものを観る。
その場合たいていは映画の出来映えに失望するケースが多い。
文字で想像力をかき立てる小説と、直接的に映像で見せる映画とは所詮分野が違うので仕方のないことだろう。
今回はこれが小説だったことを知らなかったために評判に誘われて映画を観たのだ。
原作を読んでみようということになってインターネットの本屋さんへいった。
そうだ、古本が出ているはずだと、e-book・offを覗いた。
検索するとあったあった、781円(税別)のホワイトアウトが400円(税別)だった。
会員登録し、買い物かごへ。
すると、あっれ〜^^; 
商品価格400円+消費税20円+送料330円+代引き手数料300円+消費税32円=合計1082円(^^;)
400円の古本を買うのに1082円とは。
一瞬カーソルが宙を泳いだが結局「OK」ボタンを押してしまった。
交通費を使ってあちこち探し回る手間を考えたらこんなものかな? と思ったのだ。
その本が今日、届いた。
なんと分厚い本なんだ。
何とか今世紀中に読まなければ…。

クロネコヤマトのブックサービス  http://www.bookservice.co.jp/ 
本の買取と販売 イー・ブックオフ http://www.ebookoff.co.jp/


2000年11月11日 土曜日 午後 4:09:33

明日は恒例の秋鍋山行。
amaroさん主宰の「丹沢ネット」のメンバーが集う日だ。
今回は唐沢峠、又はその沢の近くで行うらしい。
鍋は闇鍋形式で、何でもかんでも突っ込んじゃうから絶妙な出汁が出てこれが美味い!
ブリキの七輪を持ち込んで焼き鳥を焼く人など、みんな個性豊かなおかずを持参してくるから場が華やかになる。
鍋で満腹になった人は昼寝。
酒を思いっきり飲んでしまって下山は大丈夫かと心配するような人もチラホラ…。
さて、これから具の買い出しだ。
鮭もいいかな? 鱈も持っていこう。
おっと、ビールを忘れるところだった。


2000年11月8日 水曜日 午後 4:33:34

「丹沢WEB」の主宰者、歩荷もどきさんお勧めの「ヨモギ平」なるところへ行ってみようと勇んで出かけた。
昨日は予報どうり晴れるのか心配だったが雨の中車を飛ばした。
忘れ物に気づき出発が1時間遅れた。
国民宿舎、丹沢ホームに車を置いて林道を歩く。
やがて養魚場に着いた。林道はここでゲートが閉まっている。
たしかこの辺りから斜面を直登し尾根に取り付くはずだ。
養魚場のお兄さんに聞いてみた。
「ヨモギ平っていうところに行きたいんですがどこから登るんですか?」と2.5万図を見せた。
「この沢を渡って反対側の斜面に獣道が何本も付いていますからテキトーに登るとあの尾根に出ますよ」
「沢のどこを渡るんですか?」
「浅いところを見繕って向こう側へ行って下さい。足は濡れますけど…」
沢をジャブジャブ渡って斜面を見上げる。
かすかに獣道らしい消え入りそうな道が付いている。
土は軟らかく掴もうとする木は枯れている。
尾根伝いに巻くような道を見つけ暫くそこを歩く。
連れが後ろから声を掛けた。
「私、こういうところイヤ! ちゃんとした道がいい」
ちゃんとしていないといえばその通りだが尾根に出ればちゃんとするはずだが…。
急斜面で協議が始まった。
1.何とかヨモギ平へ着いても同じところを下るのが恐い。
2.出発時間が遅かった。万一暗くなったらよけいに危ない。
3.ひとたび足を滑らせたら一気に沢へ転落する。
と、もっともらしい結論を出して協議は終了した。
回れ右! 前へ進め! 今来た道を下って沢に出た。
ジャブジャブ渡ると先ほどのお兄さんが立っていた。
「危ないのでやめました^^;」
「そうですか。昨日も誰か登っていきましたけどすぐに引き返してきましたよ」
軟弱登山隊、勇気ある撤退の巻、でした…^^;^^;

 勇んで沢を渡る!(^^)! そして…。


2000年11月4日 土曜日 午後 5:45:46

「八甲田山死の彷徨」(新田次郎:著)を読んだ。
初めて読んだのが確か20代の頃だった。その時の感動が忘れられなく古本屋で見つけたときは躊躇なく買い求めた。
明治35年、軍隊が雪中行軍の訓練中、大量の遭難者を出した事件を小説化したものだ。
小説ではあるけれど記録に忠実に書かれている。
青森を出発した第5連隊、総勢210名の内199名が猛吹雪の八甲田で遭難死した。
辛うじて救出された11名も片足、或いは両足、或いは腕を凍傷のため切断。
歴史に残る大遭難事件であった。
読み終わって八甲田山周辺の地図を広げてみた。
第11連隊が反対側から歩いた十和田湖畔の道なき道は今は観光道路になっている。
八甲田山へはロープウエーが懸かり、1300m地点まで一気に運んでくれるらしい。
遭難地点はそれより北の駒込川に沿った小峠〜田代までの間だった。
遭難碑が建っているそうだがぜひ一度行ってみたいと思っている。
登山とともにそういった場所を尋ね当時の様子に想いを馳せるもの歴史の勉強になるのだから。


2000年11月2日 木曜日 午後 7:58:14

業界に「情報流通委員会」というのがあって、今期その委員になった。
IT革命の呼び声に呼応したわけではないが我が業界もパソコン、インターネットは避けて通れない状況になってきた。
ところが年輩経営者の中にはパソコンのパの字も分からない人が多い。
はなっから苦手意識が働いて敬遠してしまうのだ。
一人でも多くの人にパソコンを覚えてもらってインターネットで仕事ができるように働きかける委員会なのだ。
先日第一回目の「パソコン初心者スクーリング」が開かれた。
私が担当した日は、20人の参加があって若い女性もチラホラいたが70過ぎのオジサンが半数を占めた。
文字を書くこと自体が戦いなのだ。人差し指一本でキーボードを叩く。
「住所」と入力するのに「じゆひよ」となってしまう。
この日はワードパットを使って単語登録の練習だったが、
「今なにをやっているんですか?」と「私は誰〜れ? ここはどこ?」状態のオトーサンもいた。
会社に帰れば押しも押されぬ社長さんが一介の生徒に徹して「じゆひよ」と書いている。
みな真剣にマウスやキーボードと闘っている。その真剣な姿は感動ものだった。
「なかなか難しいなぁ」
「やっと覚えた頃には死んじゃうんだ」
「そんな情けないこと言うなよ」
「あの世からメールを出すからよ!」
などとお年寄りならではの笑えぬ会話があったりした。
そう言えば自分だってつい最近まで人差し指一本でキーボードを叩いていたんだ。
初心者のみなさん、頑張れ! いつしか心の中でそう叫んでいた。


2000年11月1日 水曜日 午後 7:36:42

今年もカレンダーがあと2枚になってしまった。
ついこの間年賀状を書いたばっかりなのに、もう年賀状の発売だと。
光陰矢のごとし。歳を重ねるとよけいに月日が経つのが早くなるようだ。
21世紀まで60日あまり。
この節目に人生なにかを残さなくっちゃと、厳粛な気持ちになるのだが実際はなにも変わっていない…。
でも、世紀の変わり目に巡り合わせたという事実は大事なことだ。
人類にとって新しい世紀はどんな世の中になるのか、この目でしっかりと見届けていきたい。
な〜んて、柄にもないマジなことを書いてしまった。

昨日は、笹尾根でも歩こうと計画したのだが生憎仕事が入って午前中はお客さんのところを行ったり来たり。
昼になると裾野まで東名高速を飛ばした。
頼まれた別荘地の下見だ。
驚いたのは、いわゆる月末なのに高速道路のすいていること!
集中工事が終わったとはいえ行きも帰りもスイスイ。
やっぱりまだまだ世間は不景気なのだろうか?
世間は…じゃない、自分の財布の中身を見ればどんなに不景気か判断がつく。
まさにどん底といえる。ここは「山の神」に経済支援をお願いするしかないだろう。勇気を出して(^^;)


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