瑞牆山 頂上にて

大ヤスリ岩

梯子あり、ロープあり、岩に掴まり木の根をつかみ、
歩くというより、よじ登るといった感じで急登を喘ぐ。

山頂近くになるとそそり立つ巨大な岩が眼前に迫ってくる。
午前10時54分山頂へ

大きく右に回り込むと梯子が二つ。
これを越すとひょっこり頂上に出た。
平日にも関わらず山頂は人でいっぱい。

ガスが目の前を流れ
一面真っ白で展望なし (^ ^ ;;;
ガッカリしながらおにぎりを食べる。
暫くすると何となく背中が暖かくなってきた。太陽が薄雲の陰からわずかに顔を出し、明るくなってきた。

左方向(西)を見ると、雲が急速に流れて八ヶ岳連邦が端から端まで突然姿を現した。
赤岳が周囲の山々を従えて雲海に浮かぶ。

みんな総立ちになり西側に移動する。
「うわ〜!」「見えた! すごいな〜」口々に声を発しながら切り立った岸壁に集まった。
そして、浅間山までも見えるではないか。。
次にやや南に目を移すと南アルプスが潜水艦が浮上したように雲海から姿を現した。
更に五丈岩を抱えた金峰山。最後に富士山までが私たちを迎えてくれたのだ(^ ^)/
来た甲斐があった! 大自然が演出した、感動の瑞牆山パノラマショーでした。

去りがたい気持ちを振り切って山頂をあとにしたのは1時間20分後であった。

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