行政サービスの一環として40歳以上の成人を対象に生活習慣病、胃ガン、肺ガンなどの検診を無料でやってくれる。
無料なので行きつけの美人女医さんのところで生活習慣病と肺ガンの検診を受けた。 生活習慣病の結果は相変わらず「休肝日を作りなさい」 肺ガン検診については今月末辺りに結果が出るみたいだ。
山から帰ってから喉が痛く、イガラっぽい。 咳が一晩中止まらない。 こりゃ喉頭ガンか? 耳鼻科は10年前、喉に魚の骨が刺さったときに行ったきりであまり縁がない。 無料検診に喉頭ガン検診も含まれていたので近所の耳鼻咽喉科へ電話した。 既に定員に達し受付は終了したとのこと。 じゃ、有料でお願いしますと受付へ頼み込んだ。
「タイミングがいいですねぇ。キャンセルが出たので9月6日に検査できます」とのことだった。 「検査はお願いすることにして、それとは別に今、喉の診察をしてくれませんか」
診察室に入ると70過ぎほどの品の良いおばあちゃん女医がいた。 「喉頭ガンはね、声が出なくなるのよ。あなたは良い声しているわ」
ルゴールを塗って鼻と口から訳の分からない蒸気を吸わされた。 これが耳鼻咽喉科の定番治療のようだ。 「粘膜アレルギーかも知れないわね。お薬を出しましょう。これで咳が止まればしめたものね」
ま、タバコを止めりゃ喉は治るんだろうがタバコを吸いながらいかに健康に生きようかと模索している私の強い意志を感じたのか、おばあちゃん女医は禁煙しろとは一言も言わなかった。
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