電車男の舞台になっている自転車屋さんのご主人と話す機会があった。 撮影秘話はさておいて、危うく振り込め詐欺に遭うところだったそうだ。 「振り込め詐欺ってホントにあるんだねぇ。俺のところにも電話がかかってきたよ」と、ご主人。
登場人物は「自転車屋の主人」「警察官」「本人と名乗る息子」
警察官「K警察署ですが。お宅の息子さんが痴漢行為をしまして逮捕しました。今、本人を出します」 息子「オヤジ〜〜! 大変なことをしてしまった」(泣き声) 主人「どうして痴漢なんかやったんだ」 息子「魔がさしてしまった。相手に示談金を払うので弁護士を頼んだ。その費用を立て替えて欲しい」 主人「幾らなんだ?」 息子「まだ金額は決まっていない」 主人「ところで何となく声が違うな」 息子「警察の留置所に入れられて動転しているんだ」 主人「A区に住んでいるおまえが、なんでO区のK警察に捕まったんだ?」 息子「地元だから…^^;」 (わざわざ実家の管轄の警察が捕まえてくれたとはなんとご親切なことだ) 主人「おまえの名前を漢字で言ってみろ」 息子「リュウにツカサの隆司と書く」 (合ってるな) 主人「名字はなんて言うんだ」 息子「ウッ、エッ…」 相手がここで数秒間声を詰まらせた。 (自分の姓をスラスラ言えないとは…) 主人「おまえは誰だ!! 息子じゃないな!」 息子「オヤジの馬鹿たれ〜〜」 ガチャ、と電話が切れた。
何とも芝居下手な振り込め詐欺グループだ。 ご主人が冷静に対応したから相手にボロが出た。 しかし、ご主人曰く。 信用している息子だが瞬間本当かな? と思ったそうだ。 お年寄りの親だったら電話を信用してしまったかも…。
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