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山恋うる日々のつぶやき


最近のつぶやき…


寿司屋の若旦那 2005年09月30日(金)

行きつけの寿司屋がこのところ閉まっている。
通りかかりに店の前を見ると「しばらくお休みします」の張り紙が。
こういったことは今までなかったことだ。
先日友人に会った。
彼もこの寿司屋の常連だ。
彼が教えてくれた。
マスターが脳梗塞で倒れたというのだ。
今入院していて言葉が出なくなっているとのこと。
まだ40代半ば。
働き者のマスターは奥さんとバイトを一人使っていた。
他に客がいないときは私の隣に座って酒を酌み交わしながら世間話などしたものだ。


昨日、マスターの奥さんが私の元に訪ねてきた。
私がキープしていたボトル(焼酎)をわざわざ持ってきてくれたのだ。
もう、寿司を握れないので今日で店を明け渡すとのこと。
マスターは2回にわたる手術をした結果少しは意思表示ができるようになったそうだ。
以前、同じ病気で倒れた居酒屋の主人が手術の後リハビリをして今では立派に社会復帰し、店を切り盛りしている姿を見ていたのでその話をして奥さんを勇気づけた。
思ったより打ちひしがれた様子がない奥さんを見て少しは安心した.
なんとか病魔に打ち勝って以前のように明るい笑顔で私の前に現れて欲しいものだ。

得した気分 2005年09月28日(水)

涼しくなったので何ヶ月ぶりかでスーツを着た。
内ポケットに手を入れると何か感触が。
茶封筒が出てきた。
封筒に○○様(自分の名前)¥6500円 と書いてある。
確かに記されたお金が入っていた。
何かのお手当てだったのだろうが思い出せない。
何か得した気分。

自転車で走っていると道路の真ん中に何かが落ちている。
自転車を停め見てみると宝くじの袋だった。
中にはちゃんと宝くじが入っている。
もちろん拾ったさ(^_-)
高額賞金が当たっていたら交番に届けるか、猫ばばするか。
その選択はあとでゆっくり考えよう。
ネットで当選番号を調べたら期限切れの古い宝くじだった。
何か損した気分。

書こうか書くまいか 2005年09月27日(火)

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大腸ガン検診とはとりあえず大便に潜血があるかないかを調べる。
潜血がみられると要精密検査となってお尻の穴からバリュームを注入し写真撮影となる。

私が子供の頃の検便というと割り箸でう○こをすくい取り、紙の容器に入れて学校に持って行った記憶がある。
特に量の指定がないので山盛りにう○こを入れて容器からはみ出してしまうこともあった。

以来、医学は進歩し採便方法も変わってきた。
今回も大腸ガン検診で検便の容器をもらった。

「正しいう○この取り方」なる解説書が付いている。
「必ず説明書を読んでから採便してください」
と注意書きがあるからとっても大事な内容なのだ。
「便をとりすぎると正しい検査ができません」
リアルな写真入りで解説。

和式と洋式トイレでの採便の仕方がイラストになっている。
洋式の場合は折りたたんだペーパーを敷いて反対方向に座る。
これは簡単なようで難しい。
便器の幅が広くなるので思いっきり股を広げなくてはいけない。
パンツのゴムの伸び具合にも限界がある。
いくら足の長い人でもムリがあるだろう。

折りたたんだペーパーの上に落とせと言う。
ペーパーが斜面を滑ってう○こごと水の中にポチャ。
仕方なく姿勢を元に戻す。
ということは「正しい」取り方ではなくなってしまう。
しかし、そうは言っていられないのだ。
更に「まんべんなくこすり取」らなくってはいけない。
なかなか棒の溝に埋まらないので思わず突き刺してしまったりする。
突き刺したりこすったり、個室内でう○こ相手に孤軍奮闘する姿は想像を絶する世界だ。

「なるべく新しい便を提出してください」
出たての湯気が立っている新鮮なう○こだ。間違いない!
「人体に直接使用しないでください」
ひとたび身から出た”実(み)”だ。あくまで間接なのだ。
「大便をとる目的以外には使用しないでください」
他に何を採れというのだろう。
「保管は子供の手の届かないところにしてください」
美味しそうな棒飴だぁ! ってなめたりして(^^ゞ

最後は「採便後は冷暗所で保存」
ちょ、ちょっとねぇ^^;
冷暗所といえばあそこしかないよな。
そう、冷蔵庫!
3ドアのどこがいいのか。
脱臭機能付きの製氷器の近くか。
食品のうまみと鮮度を保つ野菜室か。
はたまたパワフル冷凍の冷凍室か。
チルドルームも捨てがたい。

だけどねぇ、いくら無神経な私でも抵抗があるなぁ。
じゃ、どこに保管したかって?
それは口が裂けても言えない。

かくして二日間にわたった格闘は終わり、医院の受付に持って行った。
受付の女性は「正しいう○この取り方」に従ったブツを涼しげな笑顔で受け取った。


人格の否定(?)につながりかねない重大な内容だけに書こうか書くまいか苦悶すること数週間。
画像もスキャンしてあるのだから最初っから書くつもりがバレバレだけど(笑)
たまにはお上品なネタも必要かと…^^;

東部(頭部)戦線異常あり? 2005年09月18日(日)

数日前の夕方、何となく頭がボ〜〜っとしてフラフラするような気分に襲われた。
低血圧の症状とはどういったものか分からないが眠いような頭が重いような物事に集中できない。
目薬を点せば少しはスッキリするだろうと普段使っている目薬を点した。
するとどうだろう。
急に目が回り出した。
正確には目に見えるものがグルグル回り出した!
パソコン、椅子、表の景色、目に映る全てのものが右から左に左から右に、メリーゴーランドが速度を上げたように回っている。
立っていられなくなりテーブルに手をついて身体を支えた。
なんだこりゃ!
焦ったね。
こんな体験は生まれて初めてだ。
冷や汗が吹き出る。
いよいよ俺もこれまでか。
思えば長いようで短い人生だった。
山の仲間にも世話になったまま何の恩返しもできなかった。
残った家のローンはどうなるのだろう。
−−−などと言うことはひとつも考えなかったケド…^^;

救急車を呼ぼうと電話に手をかけた。
その前に妻を呼び血圧計を持ってこさせた。
グルグルの回転は多少は収まったがまだ続いている。
血圧を測った。
130の85。
特に高くも低くもない。
救急車を呼ぶよりも近所の女医さんのところで診てもらおう。
グルグル回転のまま自転車で医者に駆けつけた。
診療時間終了間際だった。

待合室の椅子が回っている。
受付の女性も回っている。

「どうしました?」
「救急車を呼ぶよりも先生に診てもらおうと…」
「それは賢明な判断ね」と眼で答えていた。

まずは血圧測定。
異常なし。
「そこからこっちまで歩いてみて」
特にふらつきはない。
ベットに横になって骨を調べる。
「コンコン。コンコン」
手足の骨を叩いた(頭を除く)。
「指をみて」
女医さんの白魚のような細い指を目で追う。
聴診器を胸にあてる。
その後、心電図、採血と超特急で検査をした。
めまいを軽減する薬だと言って液体を注射された。
「大至急血液検査をしますから明日また来てください」
この時にはグルグル回転は治まっていた。

処方箋を持って薬局に寄る。
「どうしました」処方の薬をみながら怪訝な面持ち。
薬剤師も顔なじみだ。
ワケを話すと耳や目に点す薬は冷たいとよくない。
三半器官を刺激し、平衡感覚に支障をきたすことがあるとのことだった。
医者ではないので参考までにと言葉を濁した。

血液検査は特に異常なし。
脳梗塞の前触れでもないだろう。
結局、疲れではないかとの診断だった。

あれからグルグル回転は起きていない。
あれはいったい何だったんだろう?
不思議な体験をしたものだ。
山頂でグルグル回転が起これば居ながらにして360°の展望を楽しむことになっただろうに。

(医療ネタ、まだ続きます^^;)

物忘れ外来 2005年09月16日(金)

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美人女医さんに”あること”で診察を受けた。
その時、待合室に面白い(?)パンフレットが置いてあった。

「物忘れチェックシート」

14項目をチェックし、ひとつでも該当したら医師会「物忘れ外来協力医療機関」にお気軽にお出で下さい。と書いてある。
早速チェック開始。

a物忘れがひどくなった。
 → ひどいなどと言う生やさしいものではない。
   今会った人の名前すら思い出さない。
   タレントの名前など1週間は思い出さない。

b簡単なことができなくなった。
 → 簡単なことほどなかなかできないものだ。
   何でも面倒なことは先送り。
 
c迷子になったことがある。
 → あるある。山ではしょっちゅう道を間違える。
   私は誰? ここはどこ?状態。

d言い張るようになった。
 → 山頂はこっち! 近道はこっち。信じて疑わない。
   結果的には一方の道が正しかったりする。

e性格が変わった。
 → 山で酒を飲むと人格が変わる。

f手先が不器用になった。
 → ザックを担ぐとき一方の肩紐に手が届かず身体がグルグル回ってしまう。

g歩くのが下手になった。
 → 若き時代と違ってバランスはすこぶる悪い。
   木の根につまずいて「おっとっと」なんてよくある。

h身体の感覚がおかしい。
 → 山座同定ができない。
   これは方向感覚の欠陥か。

i頭痛やメマイがする。
 → 標高2600m辺りで頭痛がする。
   切り立った尾根に立つとメマイがする。

j寒がりになったりのぼせやすくなった。
 → 冬の山は寒い。
   夏の低山は暑い。当然のぼせる。

k言葉がスムースにでなくなった。
 → このお花の名前は? えーと……。
   あれに見える山は? えーーと……。

l失禁することがある。
 → 至近距離で熊に出くわしたら失禁するだろう。多分。

m食欲が減った。
 → 酒を飲むとあまり食べない。
   腹は出ているが胃は小さくなっているようだ。

nセキやタンが多くなった。
 → セキやタンはお任せ下さい。
   タバコをこれだけ吸えばでない方がおかしい。

全項目該当した。
「物忘れ外来協力医療機関」に行かなくっちゃ。

FZ30かS9000か 2005年09月14日(水)

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以前から一眼デジカメが欲しいなぁと思っていた。
お店で実物を手に取るとでかい、重い。
これに交換レンズが加わるととても手軽に担いで山へ行くなど考えられない。
一眼デジカメの中でいちばん軽いのがキャノンのEOS Kissだった。
子供や家族を撮る奥様向けなので軽さがウリのようだ。
一時、これに興味を引かれたことがあった。

一眼デジカメが欲しい理由は何なんだろう。
冷静になって考えてみるとズーム機能が欲しいというだけ。
例えば28mm〜300mmくらいだとすると交換レンズを2〜3本は必要になる。
でかくて重い一眼デジカメに交換レンズを3本も持って歩けない。
記録用の写真を撮るだけだからここまで凝らなくってもいい。

ならばレンズ一体型の高倍率ズーム機能付きのものでいいではないか。
数ある中で目を引いたのはパナソニックのFZ30と富士フイルムのS9000。
どちらも一長一短あって選ぶのが難しい。
今のところS9000が有力かな。

しかし、財布の中を覗くと、出てくるのはため息だけなのだ。

ブログ 2005年09月12日(月)

「ブログ」っていうものが話題になっている。
最初何かな? と調べてみたら早い話日記だという。
日記ならとうの昔から書いているし今更騒ぐほどのことではない。
…と思ったらこの「ブログ」とやら、いろいろな機能があって使い方次第で新たな広がりを見せるらしい。
で、この数日「ブログ」を研究してみた。
トラックバックってなに?
RSSってなに?
Pingってなに?
何かイマイチ分からない。

せっかくの「ブログ」も見る側が機能を生かしていない場合も多いようだ。
まぁ、ネットの世界は日進月歩。
いろいろなものが出てくるものだ。

業界の「ブログ」を辿ってみると面白い。
「毎日奮闘! ヤッホー」
「不動産おやじの奮闘記」
「悪徳不動産屋の独り言」
「雑魚の一言 鯛の多言」
社長の娘さんが書いている日記もある。
地域情報を発信しているものもある。
「ブログ」を使った業界戦略の特集まで業界誌に載った。

この「ブログ」流行に乗り遅れないように自分のサイトでも使ってみようかと思っている。

祭りと選挙 2005年09月11日(日)

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昨日今日と地元神社のお祭り。
町会ごとに神酒所を設けて御神輿、山車がでる。
昨夜は盛大に盆踊りが行われていた。
有線放送からはお囃子が流れる。
何となく浮かれた気分になってくる。

昨日は衆議院選挙の最終日。
候補者の絶叫がこだまする。
小泉首相が蒲田に来たらしくヘリが飛んでいた。
選挙もある意味では国家的なお祭りともいえる。
二つの祭りが重なってこの数日賑やかだったこと。

西部戦線異状なし 2005年09月06日(火)

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今日は喉頭ガン検診の日だった。
簡単な問診のあと検査になった。
おばあちゃん女医は先端がキラキラ光る細長い棒を取り出した。
「これを喉に突っ込むわけじゃありませんから心配しないで」
といって私の舌を引っ張りだし、棒を口の中に入れた。
「アーと声を出して」
「グェ〜〜」
舌を引っ張られているので声が出ない。
「グェ〜〜じゃありません。アーですよ」
「グェ〜〜」
「じゃ、今度はエーと言って」
「グェ〜〜」
「グェ〜〜じゃありません。エーと言って」
「息を吸って、はい、またアーと言って」
「グェ〜〜」
「はい、終わりました。今見せてあげますね」
と、椅子をモニターが見える位置に回した。

モニターには喉の中が映っている。
棒の先の光るものはカメラだったのだ。
洗濯機の排水ホースの中みたいなものが見えた。
「ほら見て、これが気管支の入り口。螺旋状になっている先が肺なのよ」
「ポツンと白いものがくっついているわね、これは痰が引っ掛かっているの」
「(汗;)」
「この両側が声帯。もしガンがあったらこんなにきれいじゃないのよ」
「これを見る限り喉頭ガンの心配はないわね」
「あなた、タバコを吸うの?」
「はい、ヘビーです」
「ヘビースモーカーじゃ、止めろといってもムリね。一生止められないわね」
「やめられない変わりに定期的に検査することね」
このセンセイなかなか理解がある。
「異常なしの証明書を出しますので待合室で待っててください」

こんな調子で検査が終わった。
とりあえず喉頭ガンの兆候はなし。

午後には肺がん検査の結果を聞きに美人女医さんのところへ。
結果は「異常なし」だった。

次回、大腸ガンと胃ガン検診の予約をして医院をあとにした。
今日は医者のハシゴだった。

ともあれ西部戦線は異常なしで通過したが東部(頭部)方面も診た方がいいかなぁ。

頂上現象 2005年09月05日(月)

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昨日は仕事をさぼって丹沢へ。
某ネット恒例のソーメン山行があったからだ。
ソーメン隊は沢班、尾根班の二手に分かれそれぞれのコースを楽しむ。
その後、ソーメンを突っつきながら昼寝、歓談。
総勢14名が参加した。

今回の場所は二股。
ここから尾根伝いに1時間ちょっとで堀山の家に出る。
過去に一度だけ下ったことがある道だ。
私をはじめ5名の尾根班はここを登った。
堀山の家に着くと番頭のカクさん、ヒゲさん、なっちゃん達が勢揃いしていた。
「やぁ、やぁ」と挨拶を交わしているとなんと、ももこさんが小屋から出てきた。
「テッちゃん久しぶり」
「ももこさんがなんでここにいるの?」
檜洞丸まで縦走しようと大倉尾根を登ってきたが、ここで”頂上現象”に取り憑かれたらしい。
山頂めざして歩いてきた人が堀山の家の手厚い歓迎でつい長居し、「頂上行かなくてもいいや」となる。
これが有名な堀山の家の”頂上現象”と言われるものなのだ。

二股でソーメンをやるので来ない?と聞くとももこさん「一緒に降りるワ」
カクさんもあとから駆けつけ2名が飛び入り参加となった。
お二人は遠慮してか、あまりソーメンを食べなかったなぁ。

一足先に二人は大倉までの長い林道に姿を消した。
思いもかけず懐かしい山仲間に会えた嬉しい1日だった。

IT講習会 2005年09月03日(土)

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商店街の有志が私にパソコンの初歩を教えて欲しいと言ってきた。
先々年賀状のデザインくらい自分で作ってみたいのと夢があるようだ。
自分は人様にPCを教えるほど詳しいわけではない。
熱心なお願いに負け、仕方なくパソコン初級教室を開くことになった。
生徒は3人。
女性二人に70代の男性一人。
商店街の事務所を借りて二日間の講習になった。

さて、人にものを教えるということは意外に難しい。
教え方によっては興味をそらせてしまう結果にもなりかねない。
教える方も教えるための勉強が必要なのだ。

そこで見つけたのが写真の教材。
以前、役所のIT講習会で使われていたものだ。
このテキストは非常に易しく書かれていて「電源の入れ方」から始まり、最終的にインターネット、メールの送受信までできるようになる。
書店で改訂版を人数分取り寄せ、私も勉強、講習に備えた。

昨日、一昨日の二日間、各1時間半ほど講習をした。
3人の”生徒”達の技量がマチマチなので初心者のペースで進行。

文字入力の練習。
「…してみましょう。」が「…してみまっしよう。」となったり自分の”若き日”を思い出されるお勉強会だった。

立山の遭難 2005年09月01日(木)

立山の一の越から雄山までの稜線を歩いていたときふと気が付いたことがあった。
1989年10月。
税理士の一行がここで大量遭難した事件だった。
11人中8人が疲労凍死。
楽しかったはずの紅葉と温泉の山行が一瞬のうちに悲惨な事故になった。
急激な天候の変化に彷徨するパーティー。
富士の折立から真砂岳の間で数人の遺体が見つかった。
今、自分が歩いているこの山道なのだ。
歩きながら当時に思いを馳せると熱いものがこみ上げてきた。

遭難。
誰も好んでするものではない。
しかし、不幸にして命を絶った人もいる。
普段、何気なく歩いている山道でも過去に遭難の現場であることも多い。
そんなとき、無意識に頭を下げて歩いている自分に気が付く。


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